脳の「非集中」も重要です。子どもの集中力を上げる “超簡単” な3つの方法
「うちの子は集中力がない」と悩んでいませんか?「集中して宿題をやりなさい!」と言っても、聞いているのか聞いていないのか……。テレビやおもちゃに気をとられて、なかなか食事が終わらない……。そんな悩みを抱えるご家庭も少なくないのではないでしょうか。
もし、ちょっとしたことで、子どもの集中力を高められるとしたら、試したいと思いませんか?今回は、子どもの集中力をいますぐ上げる簡単な方法を3つご紹介します。
お子さんは「集中タイプ」「拡散タイプ」どっち?
集中力について、一般社団法人教育デザインラボ代表理事で教育家の石田勝紀氏は、「人間は『集中タイプ』と『拡散タイプ』の2つに分かれている」とし、以下のように説明しています。
集中タイプ集中タイプは切り替えが早く「思考の世界やイメージの世界に没頭すること」ができる。そして「一般的に勉強がよくできるタイプ」が多い。
また、短時間で勉強をこなす必要があるため、部活動などで “頑張っている” 子どもにも集中タイプは多い。一部には先天的に集中力をもつ子もいる。
拡散タイプ拡散タイプは、まわりが気になって集中できないため、「学んでも身につきにくい傾向がある」。しかし裏を返せば、このタイプはまわりをよく見ているため、「よく気がつく」「気配りができる」「人の気持ちがよくわかる」という長所もある。集中力がないからと叱りすぎず、見守ってあげることが大切。
お子さんはどちらのタイプだと思いますか?もしお子さんが「拡散タイプ」傾向が強かったとしてもご安心を。石田氏によると、「なかなか集中モードに入れず、どうしても気が散ってしまうタイプの人も多い」とのことですし、集中力はつくり出せるようですよ!次にご紹介するのは、集中力を高めることができる簡単な方法です。さっそく、見ていきましょう。
集中力を高める方法1:水を飲む
なんと、水を飲むと集中力がアップします!イースト・ロンドン大学心理学部とウェストミンスター大学心理学部の研究から、「知的作業に集中する前に約0.5リットルの水を飲んだ人は、飲まなかった人と比べて、14%反応時間が速くなる」ということが証明されたのです。そして子どもの場合は、水を飲むことによって「集中力」だけでなく「記憶力」も向上することがわかりました。
逆に、水分不足になると脳の働きが悪くなることもわかっています。