フキハラとは?不機嫌な夫の対応にモヤモヤ!もしかしてこれが不機嫌ハラスメント!?
「フキハラ」とは?
「不機嫌ハラスメント」の造語
パワハラ、セクハラ、モラハラなど相手に不快な思いをさせたり嫌がらせしたりする行為と同じく、「フキハラ」も数あるハラスメントのひとつです。「不機嫌ハラスメント」を略した造語で、不機嫌な態度で特定の相手を委縮させ、そのような態度をとられた相手は過剰に気を遣う状態をフキハラと呼びます。
フキハラで体調を崩すことも
フキハラをする人は自分のイライラやつまらないという感情を隠そうとせず、むしろ自分の不機嫌さをアピールする行動に出ます。周りの人は場の空気を少しでも良くしようと気を遣い、フキハラをする人を不機嫌にさせないよう神経をすり減らすため、体調を崩すことも珍しくありません。
特定の人に不機嫌な態度をとる行為は以前から見受けられましたが、「ハラスメントを止めよう」という社会的な流れの中で、フキハラという言葉が取り上げられて多くの人の共感を呼びました。夫婦や家族、職場での対人関係を見直すきっかけとして使われ始めています。
フキハラとモラハラの違いとは?
「フキハラ」のハラスメント行為について公的な定義はまだありませんが、一般的には突然むっとした表情や強い口調になる、急に黙り込むなどがハラスメント行為としてあげられています。一方の「モラハラ」はフランスの精神科医が提唱したもので、言葉や態度などで相手の人格や尊厳を繰り返し傷つける精神的暴力と定義されています。
たとえば生活費を渡さない、やることすべてを否定する、社会から孤立させるなどがモラハラ行為にあたります。「モラハラ」は「フキハラ」よりも攻撃性が強く心身におよぼす影響は大きいといえますが、「フキハラ」も「モラハラ」の一種。ハラスメントという自覚がないまま、する側もされる側も当事者となっている場合が多くあります。
フキハラの具体例!旦那にモヤモヤ、妻にタジタジ
夫婦間のフキハラは夫から妻へ、妻から夫へとどちらのケースも起こりえます。とはいえ、子育て中の家庭内においては、収入面や身体的なパワー面で夫のほうが上の立場になることが少なくありません。夫婦のパワーバランスが崩れ夫に気を遣うことが多くなると、ハラスメントにつながってしまうかもしれません。理由がわからずスイッチが入ったように不機嫌になる夫に対し、「どうしたら不機嫌にならないかな」「なんで怒ってばかりなんだろう」