メンタルリープとは?赤ちゃんが寝ない悩みの糸口 計算方法や時期、期間はどのくらい?症状や対処法も解説!
そのため、早ければメンタルリープを迎える数週間前からぐずりが強くなることがあります。
このような時期は、スキンシップを多めにすると赤ちゃんの不安がやわらぐでしょう。抱っこはもちろん、週齢・月齢に応じたベビーマッサージやリズム遊びなどがおすすめです。
生活習慣を整える
メンタルリープを迎えると、それまでできていたことが一時的にできなくなり生活リズムが乱れることがあります。ご飯を食べなくなった、寝なくなった、ずっと泣いているなどがその例です。
こうした時期は成長の過程で必ず訪れるもので、赤ちゃんはこの過程を通して生きるために必要なルールを感じ取っています。
元に戻そうとしても戻るものではなく、赤ちゃんに合わせてその都度生活習慣を見直していく必要があります。食べなくなったら時間で片付ける、寝なくても夜は部屋の電気を消すなど、生活のリズムが乱れないように工夫してみましょう。
赤ちゃんの行動をサポートする
泣き続ける、かんしゃくを起こすなど赤ちゃんの困ったと思うような行動も、成長に差し掛かったサインなのかもしれません。危険や病気の可能性がなければ、無理に泣き止ませようとせずに赤ちゃんの行動を見守ることも大切です。
とはいえ、ぐずり期の赤ちゃんにずっと付き合うのは気が滅入りますね。ママやパパがひとりで抱え込まないように、自治体のサポートを利用するなどして息抜きする時間を作りましょう。
メンタルリープはひとつの目安に
赤ちゃんが泣き止まない、寝ないという悩みも、それが成長のサインなのだと思うと少しだけ心が軽くなるのではないでしょうか。このように、赤ちゃんの泣きや発達については各所で研究が行われ、ママやパパの悩みを解決する糸口を探っています。
たとえば厚生労働省が赤ちゃんの泣きへの対処と理解のために行っている啓発では、ロナルド G.バーの研究をもとに、 赤ちゃんには生後1~2ヶ月ころに泣きのピークがあるとしています(※3)。ほかにも黄昏泣きや睡眠退行など、ぐずり期についての見解がいくつも示されていますよ。
メンタルリープもこのような研究の中で生まれたひとつの目安です。ぐずり期は成長のプロセスだと前向きにとらえ、ママやパパはおおらかに接していきたいですね。それでも子育てにおいて心配は尽きません。もしも赤ちゃんの様子で気になることがあれば、医師や自治体に相談してみると良いでしょう。