常にスマホを凝視!? SNSがもたらす不安“FOMO”に悩む人の体験談
ママ友がFacebookで旦那と高級レストランに行ったときの写真を投稿してる!しかも“いいね!”がたくさんついてる……うらやましい!
友達がTwitterで自分の知らないパーティに参加していたことを報告してる!いつの間に……くやしい!
私たちの生活を豊かにしているSNS。とても便利で優れたサービスですが、時折こういう感情を抱くことはありませんか?
「皆が幸せなのに、自分だけ不幸なんだ」「自分の知らないところで皆が楽しそうにしてる!」
そんなあなたは“FOMO”を過剰に抱えてしまっているかもしれません。
今回は、SNSが生み出す不安の一つ“FOMO”についてお話ししていきます。
●SNSが招く不安、“FOMO”
日本ではあまり聞き慣れない言葉ですが、アメリカ等のSNS先進国では頻繁に使われる言葉です。
“fear of missing out”の略称で、「取り残されること・何かを見逃すことへの不安や恐怖 」という意味です。
冒頭で触れたような「皆が幸せなのに、自分だけ不幸なんだ」「自分の知らないところで皆が楽しそうにしてる!」などの不安は、昔からあった感情です。
しかし、SNSの急激な普及により、他人の生活を覗き見る機会が格段に増えた現代では、とくにこのような感情を抱く人が増えていると言われています。
FOMOを抱く人は日本のみならず世界中に多く存在し、グローバルな社会問題となりつつあります。
●FOMOに陥った経験のある人の体験談
SNSを頻繁に利用したことから、FOMOを感じやすくなってしまったという人に取材してみました。彼らはどのようなタイミングや状況でFOMOを感じてしまうのでしょうか。
●ママ友付き合いの果てに……
『私はもともとインターネットに疎い人種だったので、あまりSNSは利用していませんでした。しかし、子どもができてからはママ友たちとLINEやFacebook、Instagramで繋がるようになり、一日に何度もSNSをチェックするヘビーユーザーになっていきました。
最初のうちは楽しかったのですが、SNSの中でもママ友同士のマウンティングが頻繁に起こり、「今日はどこどこの高級イタリアンに行きました」とか「うちの子が成績で1位をとりました!」などの自慢大会へと発展……。私も置いていかれないように必死に高いお店に行ったり画像の編集にこだわったりしていました。