妊活中のママ必見! “双子・多胎児”の妊娠から子育てまでの心構え
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
授かる命が2つなら幸せは2倍。でも同時に、心配や不安、負担も2倍になります。
双子や多胎妊娠・出産、そしてその子どもたちが成長していく中で、親として知っておくべきこと、持っておくべき心構えについて、双子を育てた大先輩のママたちに教えてもらいました。
●双子多胎の妊娠について
『「ビックリ」っていうのが最初』と話してくれたのは、16歳になる男女の双子のママTさん。
彼女の場合は自然な双子妊娠だったので、もちろん心構えはなく、医師に「双子ですね」と告げられた一瞬、『頭が真っ白になった』そうです。
『子どもができるのを楽しみにしていたし、妊娠も予期していたことだけど、双子はまったく想定していなかったの。だから、うれしいより先に驚きとショックでいっぱいだった 』と言います。
最初のショックから立ち直って、必死で情報を集めて勉強したというTさんですが、『今思うと、妊娠期を「双子だから」って緊張したり頑張ったりしすぎて、楽しみきれなかったような気もする』そうです。
母体と胎児のために食事や体調を整えること、出産前後の準備をすることなど、基本的な過ごし方は一人を妊娠している場合と同じだったのに、それを十分に楽しみきれなかったのが心残りだというのがTさんの感想。
それを踏まえ『双子だからってあまり考え過ぎないほうがいい と思う。経過さえ安定しているなら、普通に妊婦ライフを楽しまないと損よ』と教えてくれました。
●双子多胎の出産について
出産は個人差があるとはいえ、母体にとって一大事。もちろん胎児にとっても、一生で最初の大イベントです。
三つ子のママYさんは、身長155cmの小柄でスリムな体型。とても10年前に三つ子を生んだ経験があるとは思えません。
だからこそ、『3人を臨月までお腹に抱えているのは無理だったみたい』と話してくれました。
Yさんは妊娠中、自宅のベッドで安静状態、入院安静を経て帝王切開で出産したそうです。
『食っちゃ寝生活で楽かと思ったけど、トイレさえ一人で行けないし、寝返りをうつこともできなくて本当に病人みたいだった 』とうんざり顔。
その間の家事はすべて義母が担当し、『そのプレッシャーも痛かったけど、すべては子どものためと、感謝と我慢の毎日だった』そうです。『私の場合は出産前の安静のおかげか、義母のおかげか、出産を無事乗り越え産後の肥立ちも悪くなかったと思う。