マザコンとは違う? “ママっ子男子”の特徴と子育ての注意点
『私は、実際に息子と買い物に出かけたり、食事に行ったりすることがあります。息子だからとか娘だからとか性別を意識して考えたことはありません。同じわが子だから息子と仲良くても別になんとも思いません』(50代・専業主婦/息子2人、娘2人)
『息子がいたら、ママっ子男子でもいいかなと思う。精神的に自立しているなら問題ないと思うし。仲良く買い物とかできたら楽しそう 』(40代・専業主婦/娘1人)
『思春期の息子がいますが、今のところ普通に接しています。大人になるにつれて、精神的に自立している状態なら、一緒に買い物や食事をするのは問題ないと思います』(30代・専門職/息子1人、娘1人)
5人のママにお話を聞きましたが、肯定的な考えを持っているママが多かったです。
●ママとして注意したい点
お話を聞いた上で、注意して欲しいと感じたことがありました。
「娘と買い物や旅行に出かけたかった」という親の希望を息子で叶えているのではないかという点が気になったのです。
息子は娘の代わりではありません 。親の願望を息子で叶えようとするのはよくないです。
精神的に自立している息子であっても、娘の代わりではないという気持ちをもっていなければ、いずれは母親が息子に依存してしまう形になってしまうのではないかと考えています。
●おわりに
今は「男だから・女だから」という性別の差が薄くなってきているように感じます。
お互いが依存してしまうような関係ではなく、精神的にも自立して、社会人として頑張っていける状態で、親の願望を息子で叶えるようなことをしていなければ、ママっ子男子のような男性がいてもいいのではないでしょうか。
【参考文献】
・『ママっ子男子とバブルママ』原田曜平・著
・『図解でわかる心理学のすべて』深堀元文・編著
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/藤沢リキヤ