何歳からOK? 子どもにテレビを見せることのメリット&デメリット
子どもには「使わせたくない言葉」や「聞かせたくない言葉」がありますが、これらの言葉は、日常生活よりもTVの中で知ることが多い と言われています。
子どもの健全な成長を考えると、“視聴時間”だけを気にするのでなく、お子さんに見せる“視聴内容”もしっかり選ぶことが大切です。
●子育てにおけるTVのメリット
●(1)ママの時間を確保できる
一日中お子さんと過ごしていると「息がつまってしまう」と感じるママも少なくありません。子育て中はどうしても子ども中心の生活になります。
期間限定のことだとわかっていても、つらく感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
そんなママにとっては、たとえ短い時間であっても“ホッとできる時間”があるだけで心が楽になることもあるでしょう。
先ほども述べたように、TVを見せることにはデメリットが伴います。
そのため、真面目なママほど、TVを見せること(見せてきたこと)に罪悪感を感じてしまうかもしれません。
理想を言うならば、私もできる限り子どもにはTVを見せない方がいいと思っています。
ただし、それはTVを見なくても親子が笑顔で過ごせる条件のある場合です。
たとえTVを見せていなくても、ママが心の余裕をなくしイライラしているのなら、その方が子どもの心の発達に悪い影響を与える のではないかと私は思います。
もちろん、連日長時間TVに子守りをさせておくのはNGですが、ママの心と体の状態に合わせて、TVの放映内容も考えながら“調整”していくことも大切なことだと感じます。
●(2)TVの登場人物がモデルになる
TVのデメリットのところで、“乱暴な行動をマネしやすい”と書きましたが、良い行動も映像を見てマネしやすいことが知られています。
映像の中の同世代の子どもが、歯を磨く、トイレに行く、食事するということができていると、自分もやってみようかなとやる気が高まるお子さんも多い です。
良いお手本が登場するTVは、言葉では説明しにくいときなどに強い味方になってくれるツールとなります。
●(3)友達とTVを通じた会話ができる
TVの内容を知ることで友だちとの会話がはずみます。
特に、はやりのものに関しては、知らないと友だちとの会話に入れないこともあります。また、TVの世界には、「動き」と「音」が巧みに盛り込まれています。
字が読めない時期の子どもたちにとっては、わかりやすく説明してくれるTVは貴重な情報源にもなり、お子さんの興味・関心が広がることもあります 。