反撃したら負け? 対人ストレスを軽減するスルースキル活用法5選
と腹が立つ。だからそれ以来、人のことを見下さないと決心した。今はむしろ、可能な限り尊敬するように心がけている。
ママ友の中には、当時の私と似たような雰囲気の人もいる。どことなく余裕がないというか、いわゆるマウンティングしてくるようなタイプ。私もそうだったから少しは気持ちがわかる。腹が立つというより、苦しそうで気の毒に感じてしまう』(30代・4歳児のママ)
元・スルースキルゼロ子さんからの貴重なご意見です。
思い返してみれば、腹立たしい相手はいつも、無意識に「自分より下だ」と思っていた人であることが多いような……。
上とか下とかを気にせず人間関係を築くことができれば、きっと今ある対人ストレスの多くはなくなるのかもしれません。
●(3)ネガティブな感情表現は家限定!
『ママ友や姑にカチンとくることはあるけど、絶対にその場ではネガティブな感情表現(怒ったり凹んだり)をしないようにしてる。そういった感情表現は、家限定。むしろ、旦那限定で発散させる(笑)。
つまりスルーはできていない。でも、一応は敵(むかつく相手)に負けを認めなくて済む から、その場で爆発するよりはマシだと思う。旦那には、ゴメンと思ってる』(30代・小3のママ)
スルースキルがあるとは言えないかもしれませんが、それでも敵へダメージを悟られないための立派なテクニックなのではないでしょうか。
その場で無傷のフリが押し通せるのであれば、ブチ切れて醜態を晒すよりは幾分もマシなはず。
ただし、ご主人のストレスが気になります……。
●(4)じぃじ&ばぁばが隠れて行う子どもへの行為をスルーできる強さ
『娘を実家や義実家へ預けているあいだは、多分、普段なら私が「やめて」と伝えているようなことがバンバン行われている。
虫歯予防のために大人の唾液が口に触れないように心がけていることもだし、赤ちゃんのころにはばぁばが授乳……なんてことも、私がいないあいだに行われていたと思う。
でも、いくら私がパーフェクトな育児を目指したところで、保育園や習い事など、娘の生活には私以外の大人と関わる瞬間がごまんとあって、その大人たちはそれぞれが子どもにベストだと考える接し方をしてくる はず。そしてその方法には個人差がある。親は環境を整えてあげることならできるけど、そこでの出会いを制限することはできない。
というわけで、当初はとてもムカついていたけど、現在はそれらをスルーする強さが身についた。