義母優先で離婚に発展! “マザコン夫”にうんざりした瞬間と対処法
とか「もっとお母さんを大事にしてあげなよ 」とか言われるんです。でもうち、家族仲が悪いんです……。この先も私はできる限りあの人たちとは関わりたくない。でも、昔のいろいろなことを詳しく夫に話して聞かせるのもちょっとなって思うし、悩ましいです』
こちらのパターンは、“マザコン”的な行動を自分で取っているわけではないですが、パートナーに対して求めてしまうという点では、やはり母親への思い入れはとても強そうですね。
●ママたちがとった対処法は?
『“お袋の味”を求められるたび、「私じゃよくわからないから、あなたが作って 」って言うようにしました』こちらはAさんの言葉です。
『好きだから私が料理していたけど、共働きだし、別に私が作らなくてもいいんだよなって思って。「そんなに“お袋の味”にこだわるなら自分で作ればいいじゃん」って思って、そう言いました』
Aさんがこう言い出すまで、夫は自分が“お袋の味”にこだわっていたことにすら気づいていなかったのだそう。
自分のこだわりが“マザコンの典型”であると気づいてからは、そうしたリクエストはしなくなったそうです。
『自分の親を大切に、っていうのはどうしてもできなかったので、私も夫と一緒に、夫のお母さんと仲良くする ことにしました』こちらはCさんの言葉です。
夫は今ひとつ納得していないものの、Cさんも“(義理とはいえ)母親を大切にしている”様子を見て、いろいろと言ってくることはなくなったそうです。
『でも、これは根本解決ではないので。いつかは、家族って仲がいいところばっかりじゃないって夫にも分かってもらわなきゃなって思っています』
生まれ育った家族のことって、たとえパートナーであっても話しにくいんですよね。必ずしも話さなければいけないわけでもありません。
筆者がオススメできるかも、と思ったのは、毒親・虐待などの“機能不全家庭”について、あくまでまずは他人のこととして話してみたり、読みやすい本や漫画などを読んでみてもらったりすることです。
そのときの夫の反応次第で、できる話・できない話などの目安がはかりやすくなるかなと思います。
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以上、いかがでしたでしょうか。
“マザコン夫”問題は時に深刻で、「一生治らない」と言われることもあるそうです。上述のBさんは、夫が“親としての責任よりも自分の母親を優先する”ことを度々繰り返し、何度話しても改善しなかったことが理由で、現在は離婚の話を進めています。