子育て情報『将来に差が出る? “お手伝い”が子どもにもたらす驚きのメリット3つ』

2017年7月4日 19:38

将来に差が出る? “お手伝い”が子どもにもたらす驚きのメリット3つ

このような結果が得られた理由の1つは、お手伝いをすることで親からほめられる体験が増えるためではないでしょうか。

また、自分はやり遂げているという成功体験も大きな要因だと考えられます。

お手伝いをすることは子どもにとって誇らしい行動であり、結果的に高いセルフイメージへとつながっていきます。

もちろん、自己肯定感が高い子ほどよくお手伝いをしているという影響の方向性も考えられますが、双方向の影響性があると考えることの方が自然です。

いずれにしても、「お手伝いをする」という行動は、子どものセルフイメージにプラスの影響を与えているといえそうです。

また、花王の調査では、よくお手伝いをする子はあまり手伝わない子に比べて、将来の自分の家庭に対する明るいイメージ(例:将来よい父・母になれる、将来幸せな家庭がつくれる)を抱いていることが示唆されています。

“自分で家事ができる”という自信や安心感がそういった明るいイメージをもたらしている可能性が考えられます。

●(3)忍耐力や感謝する心が養える

子どもにとって、お手伝いは遊びの延長です。
ですから、小さいお子さんほどお手伝いに意欲的です。

わが家も、最近長男から「お風呂掃除がしたい!」と志願されました。小学生になったら毎日決まったお手伝いをさせたいと考えていたので、それ以来長男にお風呂係をお願いしています。

ただ、「楽しそう!」と思って始めたことでもさすがに毎日のこととなると面倒くさい日もあるようです(笑)。お風呂掃除のために、大好きな遊びを中断したり、疲れて動きたくないと感じたりする日もあるからです。

ただ、それでも彼をお風呂掃除に突き動かしているのは、ほめられたいという単純な動機だけでなく、「自分がやらなきゃ」という使命感かもしれません。

その様子をみていると、お手伝いを毎日続けることは、使命感や忍耐力を育む ことにもつながるように感じます。

また、お手伝いをすることで、家事の大変さを理解し、やってもらって当たり前ではない“感謝の心”が育つ ことも息子の言動から感じます。
私は、一番身近な家族だからこそ、お互いを思いやり、感謝しあって過ごしたいと思っています。ですから、思いやりの心や感謝の心が育てられることもお手伝いから得られる大きなメリットのように感じます。

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最後になりますが、お手伝いは、年齢が上がるごとにあまりしなくなる傾向があります。

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