子育て情報『アナタは知ってる? “大雨特別警報”の正しい意味と発令時の対処法』

アナタは知ってる? “大雨特別警報”の正しい意味と発令時の対処法

●“特別警報”が発令されたらどう対処する?

特別大雨警報が発表されたときには、市町村から発令された避難情報をもとに、適切な行動をとることが必要になります。

先ほども述べましたが、「この地域は災害が起きたことがないから大丈夫」といった判断は危険です。

大雨の場合、時間が経つほどに総雨量が増して危険度が高まっていく場合もありますので、特別警報が出る前の“注意報・警報”の段階から情報収集を怠らないことが大切です。

また、市町村から発令される避難情報の正しい意味を理解しておくことも重要です。

避難勧告は“災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合に発せられるものです。また、居住者に立ち退きを勧め促す”とされるもので、避難を“勧める” というスタンスであるのに対し、避難指示は“災害が発生するなど状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が非常に高まった場合に発せられるもの”とされ、避難勧告より拘束力が強まります 。

しかし、必ずしも大雨特別警報が発表された際に“避難指示”が発令されるとは限りません。市町村の指示を待っているうちに暗くなったり、川の水が増水したりして避難のタイミングを逃すのは本末転倒です。


たとえ“避難勧告”や“避難指示”が出ていなくても、「危なそうだ」と判断したら状況が悪化する前に、安全な場所に避難しましょう。

また、逆に避難勧告や避難指示が出ても、外に出たら危険という状況になっている場合は無理に避難するのは避け、家の2階や“崖や山と反対側の部屋”に避難するなど、できる限りの安全策をとり、救助を待ちましょう。

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いかがでしょうか?

一家全員がそろっているときに災害が起きるとは限りません。もし、子どもが学校や習い事に行っている間に災害が起きてしまったら?パパやママが会社に行っている間に災害が発生したら?

どこに避難し、どうやって連絡を取るのか。携帯電話が通じないときにはどうするか、といったことを、日ごろから家族でよく話し合い、自治体のハザードマップを家族みんなでチェックしておくことが大切ですね。九州北部地方の豪雨で被害を受けた地域の一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

【参考リンク】
・気象警報・注意報 | 気象庁(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html)

●ライター/パピルス(フリーライター)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
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