カウント作戦が効果的? 外出先でスムーズにおむつ交換をするコツ
と伝わりやすくなるはずです。
そして、おむつ替えが終わったら、「上手にできたね」「動かずじっとしてくれたおかげで、やりやすかったよ」などお子さんのがんばりをたくさん認めましょう。
これは、お子さんがずっと泣いていた(嫌がっていた)場合も同じです。
私も経験がありますが、子どもに泣かれると周囲の目が気になり、子どもを責めたくなることもあるかもしれません。
でも、泣いていたことを厳しく叱りつけるよりも、いつもと違う状況でがんばれた(最後までおむつ替えができた)ことを認める方が、次のおむつ替えへの意欲につながる と思います。
心理学でも、“成功体験で終わる”ことによって次の行動が起こりやすくなることがわかっています。
●パパと協力する
女性用トイレは男性用トイレに比べて混んでいることが多く、待ち時間が長いこともあります。
また、次に待っている人がいると焦ってしまい、おむつ替えがうまくいかないこともあるかもしれません。
ですから、パパにも外出先でおむつ替えをお願いできたら、ママの負担は軽くなると思います。
仲(2016)は、ベビー休憩室において「誰がおむつ替えをしたか」を調査しています。その結果、父親がおむつ替えをしている割合は、休日では2割に達することがわかりました。
また、夫婦でベビー休憩室に来て、父親がおむつ替えを行っているあいだ、母親が休憩するケースもみられたとのことです。
一方、『第一生命保険株式会社』の「父親の子育てに関する調査(2014)」では、子どものおむつ替え(排尿の補助)を「非常によくしている(した)」と回答した父親は約2割、「時々している(した)」父親が4割弱いることがわかりました。
このことから、日頃おむつ替えを積極的に行なっているパパは外出先でも積極的におむつ替えをしている可能性が推測されます。
外出先でのおむつ替えはパパにとってハードルが高いかもしれませんが、事前にお願いすれば練習(復習)できる ため、日頃からおむつ替えをよくしているパパだけでなく、時々しているパパも受け入れやすくなるのではないでしょうか。
ちなみにわが家も家族で外出するときは、夫と協力しておむつ替えをしていました。
夫におむつ替えをしてもらうのを息子も喜んでいたので、私だけでなく息子にとってもよかったと思っています。夫婦で協力できたらお出かけはさらに楽しくなると思いますので、一度パパと話し合ってみてはいかがでしょうか。