現実は厳しい!? “ハワイ移住”のパターン別紹介とそれぞれの注意点
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
ハワイ。青い海、白い砂浜、安定した気候など何拍子もそろった南の島の楽園の代表格ですよね。
そんなハワイには年間150万人ともいわれる日本人旅行者が訪れ、1万人近くが中長期滞在をしているそうです。
そんなハワイで中長期滞在?移住?なんとも心惹かれる話題です。ただ、身近なようでもハワイはれっきとした外国のアメリカです。ハワイ移住には、成功例もあれば失敗例もあり、その実情はさまざま。
実際のハワイ移住の例をパターン分けして見ていきましょう。
●(1)ハワイでプチ移住の別荘生活、日本半分ハワイ半分、行ったり来たりの二重生活
多くのハワイ移住者が最初に試しているのがこの形です。旅行で訪れたハワイにほれ込んで、次はもう少し長く滞在してみる、そしてさらにその次は自分の居場所を確保して定期的に遊びにいける別荘地にしてしまうというパターン。
旅行なら滞在はほとんどがホテル。食事や買い物にも困らない便利さが付随したホテルを選ぶことが多いでしょう。
でも、中長期滞在になると、滞在費を考慮する必要があるため、サービスアパートメントや普通の賃貸住宅、または手頃な価格で住居を購入するという選択肢がでてきます。
「飽きるまでしばらく滞在してみよう」なら、借りればいいでしょう。でも、ゆくゆくは完全移住をしたいと思うなら、最初にまとまった金額が必要でも、落ち着いて住める自分の家を手に入れたいと思うもの。
そこで、コンドミニアムや郊外の一戸建てといったお手頃価格の物件を見つけて購入し、別荘として定期的に訪れるというハワイプチ移住スタイル を構築する人が増えています。
日本人好みの物件を斡旋し、さらには空室時に観光客などに貸し出す管理もしてくれる不動産屋もあるほど。自己所有物件を持ちつつ、その管理費を空室時の貸出料金で賄うスタイルは特に人気を集めています。
ただ一つ難があるとすれば、初期投資金額が大きいため、十分な貯蓄を持っていることが条件になりますが、90日間のノービザ滞在をいかし、春や秋には日本で、夏や冬はハワイでと、心地よい住み分けができる理想的なスタイルですね。
●(2)ハワイでしっかり仕事or勉強・生活
(1)でご紹介したパターンは、どちらかというと経済的に余裕がある人向けです。
若い世代や予算ぐりの厳しい人がハワイ移住を考えたときに実現可能な方法は、現地で働くか学ぶことでビザ問題や経済的な問題をカバーすることです。