ハーバード入学が実現!? 日本でも学べる“国際バカロレア”の知識
みなさま、こんにちは!
海外生活25年続行中、国際結婚、国際子育て真っ只中のバイリンガル教育パパ、Golden Beanです。
今、日本の教育が大きく変わろうとしています。
“知識詰め込み型教育からの脱却”を実現するため、2020年にセンター試験は廃止され、試験一発勝負の入試制度はついに終焉を迎えます。
文部科学省はセンター試験廃止をはじめとする大学入試制度改革に合わせ、“グローバル人材の育成”を政策の中に盛り込んでいます。
中でも特に力を入れているのが、“教育の国際化”です。
2013年、文部科学省は“教育の国際化”を進めるため、IB(International Baccalaureate,国際バカロレア)プログラムの導入を決定しました。
「国際バカロレアって、どのような内容の教育プログラムなの?」
まだ、ほとんどのママやパパはご存じないのではないでしょうか?
間もなく16歳になる愛娘が、上海で『国際バカロレア』プログラムを受け始めたばかりのパパであるGolden Beanが、『国際バカロレア』プログラムについて、わかりやすく説明をさせていただきます。
●世界共通の大学入学資格
国際バカロレア・プログラムは1968年にスイスで設立された非営利団体である『国際バカロレア機構』によって運営されている、3~19歳までの子どもを対象とした 総合的な教育プログラムです。
(1)3~12歳までを対象としたプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)
(2)11~16歳までのミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)
(3)16~19歳までのディプロマ・プログラム(DP)
(4)16~19歳までを対象としたキャリア・リレーテッド・プログラム。キャリア教育・職業教育に関連したプログラムであり、生涯のキャリア形成に必要なスキルの習得を重視する(CP)
以上の4種のプログラムが用意されています。
PYPは日本でいう幼稚園・小学校、MYPは中学校、DPは高校に相当します。
国際バカロレア・プログラムは、海外を転々とする外交官や、駐在員などの子女がインターナショナルスクールを卒業後、さまざまな国の大学にスムーズに入学できるよう、世界共通の大学入学資格や成績証明書を付与することを目的として作られました。大学の入学試験のシステムは国によって違うからです。
どの国の大学も認めてくれる、世界共通の学力、世界共通のテストを作ろうとした のが、国際バカロレアの始まりなのです。