ハーバード入学が実現!? 日本でも学べる“国際バカロレア”の知識
以上の理由で、国際バカロレアで最初に生まれたプログラムはDP(ディプロマ・プログラム)であったのです。
国際バカロレア・プログラムは2017年6月1日現在、世界140か国以上、4,846校において実施されています。以下、文部科学省の『国際バカロレアの認定校』から引用します。
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『PYP実施校1,509校(22校)
MYP実施校1,398校(14校)
DP実施校3,209校(33校)
CP実施校136校(0校)
・()内は、日本国内の認定校数
・1校で複数のプログラムを実施している学校があるため、プログラムごとの学校数の合計は全体の学校数と一致しない』
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DP(ディプロマ・プログラム)で、所定の2年間のプログラムを履修し、最終試験を経て一定のスコアを取ると、世界の2,500校以上の大学で入学審査を受けることができます。
そのスコアによって受けられる大学は異なりますが、高得点を取りますと、イギリス・オックスフォード大学やアメリカ・ハーバード大学、スタンフォード大学など、世界の有名校、一流校への入学を認められます 。国際的に通用する資格なのですね。
●なぜ国際バカロレアが高く評価されているのか
過去40年間に渡り、DP(ディプロマ・プログラム)の修了生が世界中の難関大学に入学し、入学後も好成績を残している という実績があります。
国際バカロレアのプログラムは、ある特定の国の教育システムにとらわれず、数か国の教育システムの最も優れている要素を取り入れて構成されているのです。
●国際バカロレア機構が掲げる教育理念“全人教育”
思考力・表現力に重点を置いた高い知的水準の達成、異文化に対する理解と尊重を通じ、より良い平和な世界の創造のため、探求心旺盛で、聡明かつ思いやりのある若者を育成することを目標としています。
国際バカロレア・プログラムでは学力を重視するだけではなく、人間力を育むための幅広い知識と教養を身に付けることが求められているのです。
評価の方法も単に計算力や読解力、記憶力といった知識やスキルをテストだけで測定するわけではありません。日本の高校に当たるDP(ディプロマ・プログラム)を例に見てみましょう。
2年間に渡り6教科(言語と文学、言語習得、個人と社会、実験科学、数学とコンピュータ科学、芸術または選択科目)