仕事が終わっても帰ってこない?夫をフラリーマンにさせない秘訣とは?
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
先日、NHKの番組で紹介されていたのは『フラリーマン 』と呼ばれる、”仕事が終わっても家に帰らず、フラフラと街をさまよう男性たち”でした。
もし、あなたの夫がフラリーマンだったら・・・。
『フラリーマン』の実態と”ふらり”してしまう事情をまとめました。
●『フラリーマン』とは?
『フラリーマン』という言葉は、2007年に発売された『上司が読めると面白い』という本の中に出てきます。この書籍は、目白大学名誉教授で社会心理学者である渋谷昌三さんによって書かれたものです。
昨今、働き方の改革が進んでいます。
その中で、ある理由から「まっすぐ家に帰らない・帰れない男性」が増えているという状況です。『フラリーマン』と呼ばれるこの男性たちは、仕事が終わったあと、真っ直ぐに帰宅しないでさまざまな場所(本屋・電気屋など)で時間をつぶしているのです。
以前、「自宅に帰ることが怖い」と感じる『帰宅恐怖症』を妻のモラハラが怖い! 夫が「帰宅恐怖症」になる原因と解決法でもご紹介させていただきましたが、それとはまた違うものだと考えてください。
『フラリーマン』は、ある理由で自ら真っ直ぐ帰宅せず、「ひとりの時間 」を取っているのです。
●なぜ”フラリーマン”になるのか
男性たちが仕事後に帰宅できない理由は、夫婦間にあります。その理由を例にして挙げてみました。
*早く帰れば帰ったで、「夕食の支度ができない」と言われる
*家事の手伝いをしても「そうじゃない!」などと言われる
*「なんで早く帰ってくるの?」と言われ、家にいても肩身が狭い
*妻が子どもと結託をしているような感じで入り込めない疎外感を感じる
などという妻からの攻撃を受けているためです。
妻からすれば、「そんなことで?」と思うことでしょう。
しかし意外にも家庭にいて邪魔者扱いを受けることは精神的に苦痛を感じます。
こういった精神的苦痛は、夫婦間のコミュニケーション不足が関係していると考えられます。
妻が強く出てしまい過ぎると、夫は配偶者に対して一種の恐怖 を感じてしまうのです。しかも、妻が子どもとがっちり密着していると、帰宅しても「自分の家なのにいたくない・疎外感を感じて肩身が狭い」