お宅は大丈夫?小学生の1日の過ごし方をリサーチしてみた
こんにちは。臨床心理士の今井千鶴子です。
12月となり、来春小学校へ入学するお子さんがいるママにとっては、小学生の生活がそろそろ気になる時期ではないでしょうか。
そこで今回は、さまざまな調査結果をもとに、小学生の1日の過ごし方についてご紹介します。
●起床から登校・下校までの様子
(1)起床時間
村田(2014)によると、小学生全体の平均起床時間は6時34分とのことです。
ちなみに、カゴメ(2016)の調査では、保護者が子どもの健康状態について最も気になるのは「朝すっきり起きられない(25.4%)」であることがわかっています。
この結果をふまえると、「登校時間に間に合うように何とか起きている」お子さんが多いことがうかがえます。
入学後に今よりも早く起きる必要があるお子さんは、新生活に向けて今から早起きの習慣を身につけておきたい ですね。
(2)登校時間
学校によって異なりますが、8時前後に登校している子が多いようです。
また、学校までの距離によって違いはありますが、7時半から8時までには自宅を出る お子さんが多いようです。
(3)下校時間
学校や学年によって下校時間はさまざまですが、一般的には小学校1年生だと15時頃、その他の学年でも16時頃に帰宅する ことが多いようです。
また、下校後に児童クラブ等で過ごすお子さんもいます。
●起床帰宅後の子どもの様子
最近の小学生は忙しいといわれます。
例えば、16時帰宅で21時就寝の場合、5時間の間に、勉強(宿題)、夕食、入浴、習い事などさまざまな活動を行っています。
博報堂こそだて家族研究所(2016)の調査でも、小学生の81%が何らかの習い事をしている ことがわかっています。
最近は「疲れた」が口癖のお子さんも目立ちますので、お子さんにとって無理のないスケジュールになるよう配慮していきたいですね。
(1)夕食時刻
夕食の時間は、小学校2年生では18時頃、5年生では19時頃が最も多いのですが、20時頃に食べている子も10%前後いる ことがわかりました(久世,2010)。
(2)勉強(宿題)
小学2年生では30分〜1時間ほど、5年生では1時間〜1時間半ほど勉強している 子が多いようです(久世,2010)。これまでの研究から、睡眠には記憶を定着させる働きもあるといわれています。
ですから、特に暗記が求められる問題は(睡眠時間を減らさない範囲で)