疲れる家族…
そんな言葉をよく見かけます。家事の負担が夫婦の片方に集中してしまい、疲弊してしまう現象です。
なぜ、家事の負担に疲れてしまうのでしょうか。
その原因と対策をパピマミ編集部がご紹介します。
家事の負担率は妻が9割の現実
20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査
大和ハウス工業株式会社による20代から40代までの共働き夫婦の男女100人に聞いた「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」によると、約5割の女性が家事を9割以上負担していることがわかりました。
とくに40代女性に至っては、6割以上が家事を9割負担しています。
共働きにも関わらず、この負担量では疲弊するのも無理はないでしょう。もちろん仕事量は夫の方が多いケースが多いですが、9割はバランスがおかしいと言えるのではありませんか?
夫は「家事」への意識がズレがち
20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査
「名もなき家事」という言葉を知っていますか?上の図は、上記の項目を家事だと思うかをアンケートしたもの。
「これは家事なの?そもそも家事とは?」という妻の叫びから、このような言葉が生まれたと言われています。夫が家事だと認識していないけれど、妻は日常的にサクッと終わらせている作業のことです。
サクッと終わらせられる分、負担になりづらいのも事実。しかし塵も積もれば山となるように、ジワジワと負担が積み重なっていくのです。
その証拠に、靴を磨いたり町内の会合に出たりする行為を男性は家事と見なしている率が低い。もちろん、認知できていないだけで、言われればやるのに…と思っている夫もいっらしゃいますよね。
ただ、妻が負担に思っているのも事実なのです。
20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査
男性・女性の全体の数字を見てわかるように、妻と夫の「名もなき家事」の分量にズレがあります。妻の言い分がすべて正解とは言いがたいですが、夫自身が家事をしていると思っている量は数字ほど多いとは言えないでしょう。でなければ、妻からの悲痛な叫びが、ここまで表面化しないはずだからです。
家事の負担を減らすために妻にできること
20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査
ここまで、妻と夫の意思疎通のズレによる家事負担の問題について紹介してきました。