【医師監修】乳児発疹の原因とは?予防とその対処法 │ パピマミ
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
乳児湿疹に出会ってしまったママ達は、きっと大変な思いをしているでしょう。
かわいい我が子に湿疹が出ていると、何とも言えない悲しさ・やるせなさを感じてしまうかもしれません。
そこで正確な情報とその心配を取り除くために、小児科医の先生にお話を伺ってきました。
今回お話を伺ったのは、青森県六戸町で沼田医院の医院長で、小児科・内科医の沼田知明先生。
先生は、長年にわたって乳幼児検診や町の学校保健会長をしておられます。
乳児湿疹ができてしまう原因5つ
産後1週目あたりから3ヶ月までに出ている肌のトラブルを総称して『乳児湿疹』と呼びます。
アトピー性の皮膚炎や、蕁麻疹等もこれに含まれます。
この乳児湿疹が出てしまう理由を聞いてみました。
「赤ちゃんの肌は、大人の肌と違って敏感で弱いです。脂漏性や肌のバリアの機能が弱いなどの理由があります。」とのことでした。
先生の話から原因は大きく分けて5つあることがわかりました。
●アレルギー
赤ちゃんの体や肌は非常に敏感です。
卵や乳製品等の食物アレルギーはわかりやすいですが、それ以外にもベビーオイル、クリームに含まれる成分により、肌に赤みやポツポツと湿疹が現れたりとアレルギー反応が起きる可能性もあります。
お子様のために事前の診断を受け、しっかりと身体に合った製品を届けてあげると良いですね。
●ママのホルモンの影響で脂分が多く出てしまって毛穴を塞ぎやすくなっている
生後1ヶ月までは、ママの助成ホルモンの影響を受け、皮脂の量が増えています。
そのため、皮脂が毛穴をふさいでしまって、毛穴に汗や老廃物の分泌を妨げてしまっています。
これにより、顔ににきびができてきたり、肌に赤みが出たり、小さな水ぶくれや、ブツブツと鱗のようなかさぶたができたりと湿疹が起きてしまいます。
●肌に触れた物が合わない
上に書いたように赤ちゃんの肌はとても敏感で刺激を受けやすいです。
そのため、衣服や触れるものに含まれる化学薬品や、肌と服がこすれあうだけで、影響を受けてしまいます。よだれを拭いたりするタオルの肌触りや洗剤にも気をつけてあげましょう。
例えば、おしりや腰の周りに湿疹が見られる場合だと、おむつかぶれが起きている場合があります。
大人の肌には何気ないことでも、湿疹の原因となってしまっているものがあります。