赤ちゃんにうつ伏せの練習は必要?うつ伏せのメリットと注意点まとめ │ パピマミ

赤ちゃんにうつ伏せをさせることは、筋肉の発達を助ける働きがあり、「練習させると良い」とも言われています。
しかし、うつ伏せさせる時は、赤ちゃんの様子を見ながら注意して行う必要があります。
時々ニュースでも流れる、赤ちゃんがうつぶせのまま寝てしまうことで発生率が高まる「SIDS(乳幼児突然死症候群)」にも気をつける必要があります。
やり方によっては危険なことでもありますので、ぜひこの記事を最後までお読みいただき、うつ伏せの練習をさせる時のポイントや注意点知ったうえで、取り組むようにしてください。
赤ちゃんにうつ伏せの練習をさせるメリット

欧米では、うつ伏せ・腹ばいの姿勢の練習の時間をタミータイムと(Tummy Time)と呼ばれ、推奨されているようです。
うつ伏せの練習をさせるメリットについて、いくつか解説します。
とはいえ、赤ちゃんは自然に必要な筋力がついていくため、やらなければならないことではありません。
やらなければならないと身構えるよりも、「赤ちゃんとの遊びの中に取り入れても良い」くらいに意識すると良いでしょう。
●首がすわりやすくなる
赤ちゃんがうつ伏せをすると、赤ちゃんは頭を持ち上げようとします。
首がすわる前の赤ちゃんでも、頭を持ち上げたり、横に向けたりしようとします。
この運動は首から背中にかけて、肩甲骨周辺の筋肉を発達させます。
筋力が発達することにより、首がすわりやすくなるメリットがあります。
●げっぷが出やすくなる
母乳やミルクを飲んだ後に、げっぷが出にくい赤ちゃんもいます。
背中をさすってもなかなかげっぷが出ない子は、うつ伏せにしてあげると空気が外に出やすくなります。
また、母乳やミルクを飲んだ時、吐き戻しが多い赤ちゃんにもおすすめです。
うつ伏せにしてあげると、空気だけが上手く出て行くようにお腹に圧がかかるため、吐き戻しが少なくなる子もいます。
ただし、母乳やミルクを飲んですぐにうつ伏せにさせると吐いてしまうため、飲んでしばらくしてからうつ伏せにしてあげると良いでしょう。
●楽に呼吸ができる
うつ伏せの体勢は、背中側からの臓器の圧迫が少なく、肺が広がりやすい体勢です。肺の機能を鍛え、赤ちゃんの呼吸を深くすることができると言われています。
うつ伏せの姿勢に慣れてくると、口を閉じて鼻呼吸を行いやすくなります。
鼻呼吸ができるようになると、感染症にかかりにくくなるメリットもあります。