勉強嫌いはママのせい!? 子どもの「学習意欲」を奪う親のNG行動6つ
ゲーム機も確かに楽しいものですが、一見能動的にやっているように見えて、結局はゲームのプログラムに誘導された受動的な遊びです。
東北大学の竹内光准教授らの研究グループが「長時間のゲームが言語性知能の低下につながる」という研究成果を発表しましたが、あまりに長時間、ゲーム機に子どものおもりをさせるのは考えものです。やはり家族が頭と体を使って遊んであげる。
これが結局は、お子さんの能力を総合的に向上させる ことになるのです。
●“勉強する喜び=親からの愛情”。この図式が一生の宝物
ご相談者様は、ご自身の経験から「子どもに勉強や学歴で苦労させたくない」という強い思いで、今まで学習面に力を入れてこられたのですね。
「人間は勉強ばかりじゃない」という考え方もその通りですが、実際に一定の学習能力があること、学歴があることで将来の選択肢が広がるという面はあります。
たくさんの選択肢の中から、自由に選ぶ権利を与える。
これは確かに、親の大切な役割ですよね。
しかし、結果を焦るあまり、お子さん本人の心の中に「勉強は楽しい」「勉強は役に立つもの」という“学習意欲の種” を撒く過程をないがしろにすると、結局学習意欲や向上心は身に付きません。理想は、“勉強”と“親の愛情の思い出”が直結していることです。
「本を読み聞かせてくれた」
「一緒に勉強してくれた」
「わからないところを、学校や塾の先生以上に根気よく教えてくれた」
「自分に合った教材や塾を一所懸命探してくれた」
「成績が悪くても怒らず、励ましてくれた」
「あなたならできる、と信じてくれた」
親御さんなら誰もが、最初に抱く「この子自身の将来のためにも、できるようになって欲しい」という思い。この思いの“純度”をいかに末永く保つかがポイントです。
一所懸命時間とお金をかけているうちに、その努力の目的が他のお子さんとの競争、家族・親族・友だちへの見栄、プライド、意地といった、大人のエゴにすり替わってはいませんか?
お母さんが頑張ることに疲れてしまったら、お子さんの赤ちゃんのころのアルバムなどを開いて、誕生したころの純粋な喜びを思い出してみるのもおススメです。
お子さんはまだまだ小学生。もっともお子さんのためを考えてあげられるのは親御さんであるという自信を持って、のんびり努力を続けていきましょう!
結局は「この子に幸せになって欲しい」