仕事でミスばかり…! よく叱られる人は受けたい「大人の発達障害」診断
仕事でケアレスミスが多い、会議中に集中力が続かない、家の片付けや家事がうまくこなせない、大事な約束を忘れてしまう……。
社会で「ダメ人間」と認定されてしまうこれらの行為。「努力不足だ」「やる気がないからだ」「わざとやっている」、さまざまなことを言われますね。
普通の人は一度注意されたり失敗したりすると、自らの行動を改善して同じ過ちを犯さないようにします。
しかし、どんなに努力しても同じことを繰り返してしまう人たちがいます。
あなたはどうですか?小さいころから同じミスを繰り返して悩んでいませんか?
もし当てはまるなら、あなたは“大人の発達障害”である可能性があります。
今回は大人の発達障害についてお話ししていきますので、興味のある方はぜひ一読してみてください。
●大人の発達障害とは
大人の発達障害とは、その名の通り成人してから診断される発達障害のことです。
発達障害は、生まれ持った発達のアンバランス性(特性、個性とも)によって日常生活に困難をきたしている状態のことを指します。
代表的な発達障害には、『ADHD(注意欠如・多動症)』『自閉スペクトラム症(自閉症・アスペルガー症候群)』『限局性学習症』などが挙げられ、ほとんどの人が誤解を受けながら生活していると言われています。
また、自分が発達障害であると自覚できない人も少なくなく、周囲からの心ない言葉によって「自分はダメな人間だ」 と思い込んでいることもあります。
外面上は周囲の人間と何ら変わらない。ある程度のことは人並みにこなせる。そうした発達障害の特性ゆえに発見や治療が難しい病気なのです。
●大人の発達障害チェック項目
発達障害を持つ大人たちには、共通しているポイントがあります。
以下では当てはまると“大人の発達障害”の可能性があるチェック項目を記載します。
ぜひ参考にしてみてください。
多く当てはまるほど発達障害の可能性が強まります。
【ADHD】
・物事を行うとき、詰めが甘くて完遂できないことが時々ある
・作業を順序立てて行うのが苦手だ
・約束やこなすべきタスクを忘れることがよくある
・熟考が必要な仕事や物事を後回しにすることが頻繁にある
・長時間座っているような場面でソワソワすることが頻繁にある
・衝動的に行動することが頻繁にある
【自閉症スペクトラム症】
・他人の気持ちに共感できない
・「空気が読めない」