他は痩せてるのに! 残念な“下っ腹ポッコリ”の原因と対処法4つ
が便秘症とされています。排便の頻度ももちろんですが、適度に水分を含んだ便がスムーズに出るか、腹部膨満感などの不快な症状がないか、なども腸の健康チェックには大切な項目です。
また、慢性的な便秘はどうしても下腹部のシルエットを残念なものにしてしまいます。
食事の量を減らす際に、繊維質や水分、適度な脂肪分までもカットして、便秘になりやすい食生活になっていませんか?
悪いことに、ダイエットが成功して他の部分が痩せることで、便秘によるポッコリがかえって目立ってしまう ことがあります。
ダイエット中も、野菜、果物、ヨーグルトや豆乳などを積極的に摂取して、良い便が規則正しく出る生活をキープしましょう。
●(2)猫背、反り腰、どちらもNG。骨盤の歪みでポッコリが加速する
骨格の歪みで下腹のポッコリが悪化するケースも多いものです。
日ごろから猫背、反り腰がクセになっている人や、出産にともなう骨盤の歪みがある人は、腰周辺の筋力低下、インナーマッスルの退化によって『内臓下垂 』という状態に陥りやすくなります。
内臓下垂というのはちょっと怖い言葉ですが、骨格と筋肉が内臓を支えきれず、腸を始めとする内臓が下腹部分に下がってくる現象です。
産後なんの骨格ケアもしていない人は、骨盤の歪みを放置していることで内臓が下がり、下腹ポッコリを引き起こしている可能性もあります。
骨盤の歪みが深刻な場合は、まず整形外科を受診する ことをお勧めします。歪みを客観的に把握するには画像診断がもっとも確実です。
口コミだけを頼りに整体院などに行くよりも、専門医に症状を把握してもらい、提携する治療機関を紹介してもらいましょう。
内臓下垂を防ぐ筋トレ法について、次に述べます。
●(3)腹筋は“1枚”じゃない! 意識して運動すれば効果倍増
単純に腹筋を数十回やればお腹が凹むか?といったらそうでもありません。これは、やみくもに腹筋を続けたことがある人ならだれもがお気づきの点かと思います。
じつは、私たちが「腹筋」と呼んでいるものは1枚のぺらっとした筋肉ではなく、方向の違う複数の筋肉で構成 されています。
このように、複数の筋肉が幾重にも重なってできているのが「腹筋」の実態です。
骨格の歪みやインナーマッスルの筋力低下に伴う『内臓下垂』がポッコリの原因であることは、前項でお話しました。これら垂れ下がった内臓をしっかり支えるには、正面に縦に伸びる『腹直筋』だけでなく、体の横側についている『腹斜筋』も意識して鍛えてあげることが大切です。