リア充アピールで貧乏に! 見た目は勝ち組な“隠れ貧困ママ”の実態
“隠れ貧困”という言葉が話題になっています。
これは、ある程度まとまった収入があり、平均的な生活を送ることができるはずなのにもかかわらず、一切貯金がない状態のこと。
何かあったらすぐに生活が破綻してしまう、“貧困予備軍”です。
実は30年前、貯蓄ゼロという家庭は4.5%しかありませんでした。しかし、金融広報中央委員会の調べでは、いまや貯蓄ゼロの家庭は30.6%にものぼります。(2015年調べ)。
約3世帯に1つの割合で存在する隠れ貧困ママ。
彼女らにはいったいどのような特徴があるのでしょうか。
今回は自分が“隠れ貧困”かもしれないと思っているママたちに、その実態をインタビューしてみました。
●(1)マウンティングされたくない! “SNS貧困”ママ
SNSは気軽に近況の報告ができ、ママ友たちとやり取りができる便利なもの。
しかし、“すてきなキラキラママ”を演出するため、行き過ぎた散財をしてしまう女性は少なからずいるようです。
『子どもつながりでできたママ友たち。彼女らのSNSを見てみたらみんな驚くほどキラキラしていた。家事と育児しかしておらず、みすぼらしい自分がバカにされそうで 、何とかついていこうと必死になってしまった。
それからというもの、週末はネイルサロンに行き写真をアップ、ホテルランチをして写真をアップ、ホームパーティをして写真をアップ、スクールに入って写真をアップ。長期休暇は必ず海外旅行して写真をアップ……。
そんなことをしているうちに貯金が底をついて生活費にまで手を出してしまい、主人に大目玉をくらって我に返りました 』(30代女性/主婦/世帯年収700万円)
SNSで繰り広げられるリア充アピール合戦。マウンティングされまいと必死になっている現代ママの闇の深さがうかがえるエピソードですね。
●(2)子どもにだけは一流の教育を与えたい! “教育費貧困”ママ
一方、ポストバブル世代に多いのが“教育費貧困”のママたちです。
『就職超氷河期になんとか正社員になったものの、出産で退社。その後は手に職もなく、パートを渡り歩くしかない人生の私。ふたりの娘にはそんな人生を送らせたくないので、絶対に一流大学に入れたいと思っています。
塾、ピアノ、水泳教室、家庭教師などのお稽古ごとは週6日。長女は私立中学に入学させることができました。
エスカレーター式で大学までついているのでひと安心。