決め手は何? ママたちが“2人目の出産”を決断したポイント3つ
様子を見ていたら、ぽそっと「弟がいたらなぁ 」と言われてしまって。その夜、夫と家族会議をして、子どもの気持ちをもう一度聞いてみたりもして、決断しました。生まれてくるのは妹の予定なんですが、楽しみにしてくれています』(30代・ワーキングマザー)
『最近、保育園のお友達に下の子が生まれてお姉ちゃんになったみたいなんです。お友達がすっかりお姉ちゃん風になっていた のを見て、うちの子も妹が欲しくなったみたい。2人目はどうしようか悩んでいたのですが、その様子を見て、がんばってみようかなと思えました』(20代・ワーキングマザー)
家族が増えるかどうか、というのは、ママ・パパだけでなく、今いるお子さんにとっても大事なことです。お子さんの気持ちにも耳を傾けてみるというのは、大切なことなのかもしれません。
●(3)経済面で「なんとかなる」と思えたとき
『うちの自治体、今年は公立の保育所が増えて求職中の人でも認可に入れていた んです。これなら、2人目を産んだあと「保育園に入れない!困った!」って事態にはならないだろうと思えて、決断できました』(20代・ワーキングマザー)
『少し前に旦那が転職して、仕事が安定したんです。
それまではいわゆるブラック企業につとめていて……。今も忙しくはしていますが、休日もちゃんとあるし、ちゃんと忙しいなりのお給料ももらえています。やっと“家族らしい”生活を送れる基盤 ができました。私ももうすぐ仕事に復帰する予定なので、今は2人目を授かってもなんとかなるかも、と思えています』(20代・育児休暇中のママ)
『一般財団法人1more Baby応援団』の調査でも、2人目の壁を感じる原因として、85.1%の人が“経済的な理由”をあげているそうです。
育児は生活ですから、経済的に厳しいとなれば、2人目を決断できないのも当然ですね。
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2人目を決断できる理由はさまざまですし、決断したところで本当に授かれるかどうかはわかりません。“2人目不妊”という言葉もあります。
その一方で、「決断なんて特にしてないけど授かった」ということもあるでしょう。
2人目を望む人たちが不安なく子どもを授かれるようになり、安心して育てられるようになるといいですね。【参考リンク】
・“2人目の壁”の“壁”って何? | 一般財団法人1more Baby応援団(http://www.1morebaby.jp/report-research-2.html)
●ライター/佐原チハル(フリーライター)