赤ちゃんはまだ? 妊活催促ハラスメントで傷ついた女性の体験談5つ
こんにちは、ママライターの木村華子です。
結婚後、スピーディーに第一子を出産した私。
初めての子育てにテンヤワンヤしていたあのころ、既婚女性に対していたるところで発せられる“ある”セリフにイライラしている時期がありました。
それは……「赤ちゃんまだなの?」「二人目はまだ?」という質問です。
聞いている側にとっては何気ないこの一言。独身時代の私も、どこかでポロリと口に出した経験があるのかもしれません。
しかし質問される側になって初めて、このセリフは相手に「どうして夫婦生活にまつわる質問を公の場で答えなきゃならないの?」と屈辱を与えてしまう、ハードなセクハラなのだ と思い知らされました。
もちろん、与えてしまうのは屈辱感だけではありません。
不妊に悩むカップルも珍しくありませんし、「ウチは一人っ子でいこう!」と決めているケースもあるでしょう。世の中の夫婦には多様な事情やスタイルがあります。
相手の立場を推し量れないデリカシーゼロな妊活催促 に、不快感を感じている既婚女性は少なくありません。
そこで今回は、既婚女性に“「赤ちゃんまだ?」のコールで嫌な思いをした瞬間”についての取材を行ってきました。
●既婚女性が遭遇した不快な“妊活催促ハラスメント”エピソード5つ
●(1)実母からの妊活催促ハラスメント!
『婚約しているころから、旦那の両親による妊活催促がキツい。まるで妊娠=嫁の仕事で、勤めが果たせていない私を大勢が責め立てている感じ。でも一番つらかったのは、実母からの「あなた不妊なんじゃない?」という一言。
自分のお母さんは味方でいてくれると信じていたのに、一気に敵側に回られた気がした 。
旦那の実家はもちろん、自分の実家にも帰りたくなくなった』(30代女性/結婚5年目)
現在は2歳の男の子を育児中のママによるエピソードです。今でこそ冗談交じりに話していただけましたが、当時の落ち込みようは半端ではなかったそう。
一番の味方でありながら、最も容赦ないセリフを発してしまうのは、もしかすると母親なのかもしれません。
●(2)職場で……
『結婚式が終わったころから妊娠が分かるまで、同僚や上司、お客さんなど、仕事で接する人ほぼ全員が妊娠や家族計画についての質問をし始めた。聞かれる立場になってはじめて、「妊娠はまだ?」という言葉が超プライベートでダイレクトな下ネタなのだと分かった。