子育て情報『専業主婦は要注意? “ムスコンママ”になりやすい人の傾向と対策4つ』

2016年10月13日 17:00

専業主婦は要注意? “ムスコンママ”になりやすい人の傾向と対策4つ

失敗経験・敗北経験が乏しいまま大人になってしまう方が、その後の人生を考えるとよほど残酷だと思いませんか?

勘違いしがちですが、悔しいのはあなたではなく息子さんです。

そして、息子さんには「悔しさ」「痛み」「敗北感」を経験して、そこから這い上がる道のりを考える権利があるので、それを奪ってはいけません。

スポーツ、勉強、趣味活動など何においても、息子さんの悔しさを肩代わりして地団太を踏み始めたり、息子さんを負かした相手や指導者を責め始めたら、ムスコンママ予備軍かもしれません。

●(4)出産と育児に依存するな

男女問題研究家の山崎世美子さんは、『ムスコンママになりやすい大きな条件は専業主婦です』と述べられていますが、もちろんお仕事をしているママさんでも、働き方によっては息子さんと密着傾向になることが可能です。

いずれにしても、息子さんと2人きりの時間が長すぎる と他のことに目がいかなくなり、育児が全てになってしまいます。

視野が狭くなり、出産や育児にしか価値を見出せなくなることもまた、ムスコンママになりやすい条件といえるのかもしれません。

しかし逆に言えば、専業主婦の方ほど、お子さんが成長するにつれご自分の時間も増え、豊かな“自分の世界”を持てる有利な立場にあるのです。これを生かさない手はありません。


やるべきことをやったなら、あとは趣味や学び、旦那様との2人だけの時間、楽しい大人どうしの集まりに没頭してよいのです。

そう思うと、これからの人生が楽しみになってきますね。

●「過保護」と「放置」は表裏一体の心の病

ムスコンママの背景には、「自分の中の空虚な部分を息子の存在で埋めて欲しい 」という病んだ心理があります。

この心理状態が“過保護”という形で現れたらムスコンママということになり、逆に、産むだけ産んで妊娠中~周産期の恍惚感が過ぎたら放ったらかしの“育児放棄”という形で現れることもあります。

お子さんをもうける前に、また出産前に、できるだけママさんの精神状態を整えておくことはとても重要です。

あらゆる人間関係が自立している者同士でないとうまくいかないように、親もまた自立した状態で子どもに接するべきなのです。これはこれから結婚される方、将来出産を希望する方が、たった今から心がけておいて損はないことだと思います。

渇望感や劣等感、寂しさでいっぱいの状態で出産育児にあたることがないよう、独身のころから自分の毎日を充実させ、年齢相応の自立した精神を育んでおくのが健全な育児のための準備となるでしょう。

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