くらし情報『SNSが入り口に…“知り合いもどき”に泣かされた人実例集』

SNSが入り口に…“知り合いもどき”に泣かされた人実例集

2018年3月29日 06:00
 

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どこかで会ったような気がするゆるい知り合いが増える、春の新生活。そんなつながりに付け込んで、SNSを通して悪さをしようとする人が近づいている――。

「4月は新年度の始まりで、学校や仕事、引っ越しなど、多くの人が新しい環境を迎える時期でもあります。フェイスブック(以下FB)やインスタグラム、LINEなどのSNSツールを通じて誰かと知り合ったり『お友達』になることも増える時期ですので、『悪質な勧誘』や『危険』がいっぱい潜んでいます」

こう話すのは、SNS上でのトラブルとその対策に詳しい、ITセキュリティ専門家の守屋英一さん。“知り合ったばかりの人”が急に増えるこの時期、たとえば《あの店に私もよく通っていました》《同じ教室に通っています》などの言葉で友達申請が来ると、知り合いなのか、知らない人なのかの境界線がわからなくなりがち。そんな“知り合いもどき”が増えるので注意が必要だという。

「『どこかで会ったことのある人だ』と錯覚すると申請を許可するハードルが下がります。SNSは共通の友人や趣味などでつながることができる半面、さまざまな“危険な下心”であふれています」

では、そのSNSツールを舞台にしてどんな危険が待ち受けているのか?被害の実例を紹介。

ストーカー

派遣社員の50代の女性が、LINEを使ったストーカー被害体験を次のように語る。

「近所のテニスサークルで1度だけダブルスを組んだことのある40代の男性から『練習のスケジュールや急なお知らせをするのに必要だから』とグループLINE参加を持ちかけられ、LINE交換しました。でも一向にグループはつくられず、《お花見に行きませんか》《食事に行きませんか》としつこくLINEでメッセージが。そのつど断っていたら《明日、迎えに行きます》とか《最寄り駅は◯◯駅でしたよね》などとエスカレートし、実際に待っていることも。怖くなってきました……」

【高額商品売りつけ“詐欺”】

「明らかな詐欺であれば事件になりますが、SNSを使ってよく行われるのは“詐欺まがい”が多いんです」

そう指摘するのは、元探偵で日本心理学アカデミー特別顧問の山崎世美子さん。次に紹介するのは、50代の主婦が経験したFBがきっかけの“詐欺まがい”被害だ。

「昨年4月、『3回コース9,800円』とリーズナブルだったので、気軽に着付け教室を受講しました。すると講師から『受講者の方は参加してください』といわれ、FBのグループに入ったんです。教え方は親切でわかりやすかったので、終了後に、もっと続けたいとも思っていたところ、メッセージが来て、《ここでやめちゃったら損よ》と着物の購入を勧められたんです。50万円もするんですが《分割もOK》と言われ、受講者仲間が《私、買います》と次々陥落。その雰囲気に断り切れなくなって、結局私もローンを組んじゃったんです」

最初から50万円の着物を買うようにと言われていれば、「受講しなかった」と悔やむ。また、ママ友同士の心理を巧みに突いた売りつけもあると、前出の山崎さんは言う。

「40代主婦がLINEで誘われてママ友の家に行ったら、テーブルの上に超音波美顔器がそろえられて。3万~4万円で買えそうなものを『30万円』と言われたんですが、『ほかのママ友はすでに持っている』と言われ、お付き合いがなくなるのが怖くて、買ってしまったそうです」

これまでSNSを使った被害の実例を見てきたが、前出の守屋さんによれば、「知らない人からの友達申請をキッパリ断ることが大事」だという。しかし、LINEと違ってFBは設定が複雑で、トラブルに巻き込まれやすい。

最後に、主婦の多くが利用しているFBでの被害の防止対策を教えてもらおう。

「まず、アップする情報を限定してください。『友達』しか情報が見られないように設定します。『設定』→『プライバシー』→『今後の投稿の共有範囲』と進み『公開』を『友達』に変更してください。さらに、アップする写真の背景に注意すること。駅名や会社、学校、近所のカフェなど、個人情報が写り込んでいる写真は使用しないように」

便利だからこそ、SNSに潜んでいる危険は多い。4月の新年度に備えて、被害防止の対策を立てよう。

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