子育て情報『しゃがむ姿勢が大事? 子どものトイレトレーニングに悩むママへのヒント』

2016年10月24日 18:00

しゃがむ姿勢が大事? 子どものトイレトレーニングに悩むママへのヒント

ちなみに、昼間のトイレトレーニングは完了しています。寝ているとき、急にうつ伏せになって両足を曲げた“ダンゴムシの姿”になるとうんちが出る ので、すぐにオムツを取り替えます。この習慣は絶対に良くないのだと思いますが、寝ているわが子に何を言っても仕方がなく……。困っています』(30代男の子のママ)

●しゃがむ姿勢が自然な排便姿勢

2016年、アメリカで一大ムーブメントを巻き起こしている、『スクワティ・ポティー(Squatty potty)』をご存じでしょうか?

これは、薬などには一切頼らないで便秘を治すために発明された便秘椅子です。

発明者のロバート・エドワード(Robert Edwards)さん曰く、『基本的に人間の体はしゃがんで用を足すようにできている 。日本の和式トイレを考えればわかりやすい』とのこと。

その姿勢を追求して、洋式のトイレでも自然としゃがむ姿勢を取れるように工夫されて生まれたのがスクワティ・ポティーだそうです。

私はこれはトイレを怖がる2歳児にも参考になるのでは、と考えています。


洋式トイレに座った姿勢、小さい子どもはまだ足が床に届きませんよね。つまりしゃがむ姿勢には程遠い、不安定な状態 にあります。

そこで、足が乗せられて、かつしゃがむ姿勢に近くなるような高さのステップを2つ用意します(両足分)。

簡易型の折りたたみ台のようなものがいいと思います。高さが重要なので、お子さんの足の長さと床からの距離は計算してくださいね。

足乗せがあるだけでも、不安定さが改善されて、トイレでの排便が怖くなくなる という期待もできますし、足乗せ台が高いと和式トイレにしゃがむ姿勢に近くなりますから、排便がスムーズになります 。

●下剤の使い方には注意が必要

子どもの便秘というと、小児科では下剤を処方されることも多いと聞きます。しかし、その使い方にはくれぐれもご注意を。


松生クリニック院長、松生恒夫医師の著書『「排便力」をつけて便秘を治す本ー専門医が教える「便意リハビリ」』によると、小児科などの病院で処方される、ラキソベロンなどの刺激系の下剤は、長く使い続けると『腸内メラノーシス』 といって、腸内が黒くなり大腸の働きが悪くなる 症状を引き起こすことがあるとのことで、注意が必要です。下剤を試すときは、薬局でも手に入る塩類下剤をまず試してみると良いそうです。

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