すべての勉強の基本!? 子どもの国語力をつける“音読+書写”のススメ
書写のノートは直しがなくなり、花まるが続くようになりました。気になっていた口癖も言わなくなったのです。
読んで理解することができれば、ここまで変わるのだということを実感した最初の生徒でした。
始めは短めな文からスタートさせましょう。徐々に文字数を増やしていきます。
正しく読み、文章の内容がわかること、文字が丁寧に書けて、しっかり写せるようになることができたら、終了する目安です。
●書写に向いているノートはマス目の小さいノート
書写をさせるには、小さなマス目のノート が向いています。
しかし、学校では低学年に大きなマス目のノートを使わせます。
大きいマス目の方が文字を書きやすいからです。
自宅で書写をさせるときは、10ミリ方眼などのノートをおすすめします。
マスの中に合わせて字を書き込むことができるようになりますし、ノートを見返すときに、見渡しやすいからでもあります。
見渡しやすいことで、間違った点をいち早く発見することができます。
脳科学の面から見ると、小さな文字を書くことで言語能力が上がる ことがわかっています。
そして、小さい文字を書くことで集中力がアップし、視野が広がることで捉える文字数が増えることもわかっているのです。
ですから、早い段階で小さなマス目のノートを使うことをおすすめします。
●おわりに
国語力は小さいうちからつけておくことがとても重要です。
読んでみてわからないと、授業についていくことが難しいと感じ、勉強が嫌になってしまうことにつながります。そうなっては困りますよね。
そうなる前に、“音読+書写 ”を毎日少しでもいいのでスラスラできるまでやってみましょう。
学校から宿題として出ている場合もありますが、出ていない日も宿題の前に行ってみてほしいと思います。その方が集中力が継続できるからです。ぜひ、試してみてほしいと思います。
【参考文献】
・『伸びる子には秘密がある 小学生の勉強法』石井郁男、小学生の勉強法を考える会(編集)
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)