お金で解決もアリ! 共働きママが家事を上手に“手抜き”するコツ
無理をしてしまうと続かないし、イライラもしちゃう し、私にとっても家族にとっても、何もいいことがないので』
料理を自分のモチベーションを保つための“達成感を味わえるツール”にできているのは、理想的ですね。
●“洗濯だけは絶対にする”パターン
『洗濯機だけは、必ず1日に1回はまわします。まわさないと詰むので』
こう話してくれたのは、2歳・4歳・7歳のお子さんを持つママさんです。
『毎日、けっこうな量の洗濯物があるので、まわさないではいられないんです。洗濯物をためてしまって、1日に2回3回とまわすのは、ものすごく大変。干す場所にも困るようになっちゃいますし。土日は家と保育園でのシーツや布団カバー、外遊び用のベストなど、ますます量が増えるので、平日はとにかく、滞りなく毎日まわす 、というのが大事です』
2人目のお子さんを出産する前に、洗濯機を買い替えたそうなのですが、ひとつ後悔していることがあるそう。
『乾燥機付きの洗濯機にすればよかったな って、今すごく思っています。
うちは浴室乾燥があるので雨の日でも困らないのですが、“干す”作業なく、そのまま畳んでしまえるんだったら、どんなに楽だろうって思います……。次に買い換えるときは、高くても、乾燥機付きのものにしようって決めています』
●家事は“しないことを決める”もしくは“お金で解決できる”と強い
家事の分担には限度があります。家事は、やろうと思えばどこまでも、際限なくタスクの生まれてしまうものだからです。
“やらない”だけでなく“お金で解決する”手段も有力 です。ロボット掃除機、食器洗い乾燥機、乾燥機付き洗濯機の購入などです。
「わざわざ買うのはもったいないかな」と思うこともあるかもしれませんが、初期投資さえできるのであれば、他を切り詰めても導入する価値はあるかもしれません。“毎日のタスクが減らせる”のは、大きな強み です。
なお、そのような道具を買っても、“ロボット掃除機を使えるように床のスペースをあける”“食器洗い乾燥機に入れる、終わったら出して棚にしまう、食洗機が使えないものは手洗いする”“乾燥した洗濯物をたたんでしまう”など、するべき作業はどうしても残ります。
「こんな道具を買って、楽をしすぎなのでは……」なんて、考える必要はありません。
解決方法はひとつではありません。自分も家族も、みんなが気持ちよく過ごせる方法を見つけられるといいですね。
●ライター/佐原チハル(フリーライター)
●モデル/神山みき(れんくん)