2019年12月16日 12:03
失敗する姿を見られるのを頑なに拒む子たちに、チャレンジ精神を植え付ける方法とは
大切なのは、「ムリ」と決めつけて諦めるのではなく、「仲間」あるいは「身近なライバル」と一緒に取り組みながらチャレンジする気持ちなのです。
ペアで練習するようなトレーニングなどで、楽しみながら自然に成長できます
■サッカーでの成長にも「とりあえずやってみよう」精神が大事
最近は、自分の失敗を他人に見せるのを頑なに拒む子や、負ける自分が許せない子が増えています。しかし、「とりあえずやってみよう」というチャレンジ精神や、「うまくなりたい」という向上心を持たなければ、成長は望めません。
山登り未経験の人がいきなりエベレストに登ることはできませんが、自分より少し上手い人は身近に見つけられるはず。
私も小学校、中学校時代は1学年上の先輩に憧れ、彼らの練習を見ながら育ったことで、サッカーが上達できたと思っています。皆さんも、サッカーの練習であれば、パス練習などのペアトレーニングを一緒にやってみたり、学業なら成績の良い人と一緒に机を並べて勉強してみたりしてはいかがでしょうか?
楽しい時間を過ごしながら、自然と自分が成長することを実感できるかもしれませんよ。
<<前回|連載一覧>>
福中善久(ふくなか・よしひさ)
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAで幼児~小学生を中心に様々なスポーツやキャンプ指導にあたった。また、大学生の指導者育成や高齢者スポーツなど幅広く活動。京都サンガでは未来を担う子どもたちに、スポーツを通じて「人と人がつながっていくことの大切さ」を伝える「サンガつながり隊」のコーチとして活動。地域の小学校を中心に年間2万人の子どもと関わっている。
▼サンガつながり隊の詳細はこちら
https://www.sanga-fc.jp/hometown/tsunagari/
「え、子どもは…!?」妻のいる家に帰りたくない!→妻に蔑ろにされ離婚を考えるもまさかの事態に…!