保護者のキャラも見られている! 川崎フロンターレのスカウト担当が語る「いい選手」の保護者の特徴
子どもにとってプレッシャーになったり、過緊張になりかねないので、良くないと思います。
――最後に、今後セレクションを受けに来る選手に対して、メッセージをお願いします。
スカウトで小学生や中学生に声をかけると、「○年生のときに、フロンターレのセレクションに落ちたんですよ」と言われることがあります。低学年のときにセレクションに落ちたとしても、成長するにつれて「良い選手」と評価を受ける例はいくらでもあるので、早々に可能性を見極めない方がいいというのはお伝えしたいです。それと、セレクションの結果に対して、子どもより保護者が一喜一憂しないことですね。セレクションに落ちたときに、保護者がすごく悲しんで「フロンターレなんかもういいよ」など、マイナスの発言をすると、子どもは影響されサッカーに対してマイナスな気持ちが生まれてしまいます。セレクションをテストの場ととらえるのではなく、チャレンジする場という気持ちで、来ていただけるとありがたいです。
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大田和直哉(おおたわ・なおや)
神奈川県出身。
少年時代には川崎フロンターレ U-15に所属。
2008年から2016年まで川崎フロンターレスクール・普及コーチを務め、2009年には3種神奈川県トレセン川崎北地区コーチも兼務。2017年広州富力足球倶楽部U-10監督に就任。2018年からアカデミー部門のスカウト兼コーチを務めている。
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