怒りっぽくチームで浮いてしまう息子を何とかしたい問題
「おれは全然できてない」と涙をこぼし、頭を自分でゲンコツで殴る、と書かれています。
これはいけません。まだ7歳で、ゆっくりめの彼にとって、少々ハードな環境のようです。ここはぜひ「ダメなんだから頑張れ」と圧迫して、這い上がらせる昔ながらの手法で接するのではなく、まずは彼がそう感じることに心を寄せましょう。
「辛いね。でも、気にしなくていいよ」「きつかったね。でも、大丈夫だよ」「バカとか誰が言ったの?お母さんは全然そう思わないよ」と慰め、励ましてください。無言で背中をさするだけでもいいです。
そして、サッカーについては「一度始めたのだからやり通せ」などと言わず、「嫌だったらいつでもやめていいよ」「他のことをしてもいいよ」「他のチームを探そうか?」と逃げ場所を作ってあげてください。
それとともに、お母さんも自信を持ってください。
サカイクにメールを出してまで、成長がゆっくりめな彼と真剣に向き合っている。そんなお母さん、素晴らしいと思います。
ピンチの時は、成長するチャンスの時間です。いつの間にか解決して、子どもは成長していきます。
チームの子とうまくいかない。
サッカーがなかなか上達しない。
指導者からも問題児と認識されている。
息子自身が自分をダメだと言い始めている。
どこから手をつけていいかわかりません、とありますが、これらはすべて繋がっています。
他者を変えるのはなかなか難しいので、まずは自分をダメだと思っている息子さんの心をほぐすことから始めましょう。
■時には親が言葉で補ってあげることも大事
(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
その3。コーチに相談する。
サッカーの活動が始まれば、そこは選手とコーチたちの空間です。親御さんがさまざま口を出すことではありませんし、ただ見守っていれば良いのです。
指導者の方については「すぐに怒って輪を乱すことなど息子に非があることが多いので、普段のちょっとしたことで過剰に怒られている感じがする」と述懐されています。
であれば、そこはお母さんの言葉で補ってあげてください。
「少し発達がゆっくりめなので、ご迷惑をかけることがあるかしれませんが、長い目でみてもらえませんか?」と。
もしそれで迷惑がられたり、叱り飛ばすようなことが続くのなら、一度お子さんと相談してチームを替えたほうがいいかもしれません。