佐藤寿人 × TRE2030 SPECIALストライカークリニック イベントレポート
7月18日(日)、柏レイソルなどで活躍した長谷川太郎氏が代表を務める一般社団法人TREが元日本代表で昨季までジェフユナイテッド千葉で活躍していた佐藤寿人氏をゲストに迎え、千葉県の"ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA"で「SPECIALストライカークリニック」を開催しました。
今回のSPECIALストライカークリニックは一般社団法人TREが主催する"TRE2030 STRIKER PROJECT"の各ACADEMY(ストライカーアカデミー・TRE.Lab・朝TRE・ゴールスキルサーキット)に通う選手たちが参加。17時からスタートした第一部には小学校2、3年生の子どもたち、19時15分からスタートした第二部には小学校4年生から6年生の子どもたちが佐藤寿人氏とともに汗を流しました。
(取材・文・写真:松尾祐希)
クリニック(第一部)に参加した選手たちと記念撮影(C)松尾祐希
■ピッチの中では自分で判断しなければならない
長谷川太郎氏の依頼で実現した今回のSPECIALストライカークリニック。トレーニングでは佐藤寿人氏がデモンストレーションを行う場面もあり、子どもたちからは大きな歓声が上がりました。
今回のトレーニングは佐藤氏が練習メニューを作成。さまざまなパターンのシュートにトライをさせましたが、その狙いについて佐藤氏はこう話します。
「ストライカーに特化すると、判断の答えは選手たち自身で持たないといけません。
育成年代のうちに考え方を整理し、アイデアを与えてあげることも大事なのですが、最終的な判断はピッチに立っている選手で行わないといけません。育成年代の時から意識をしないといけませんし、プロの世界では一人の選手として勝負する必要があります」
「特にストライカーはそれが顕著になっていくので、将来を考えた上で今回のトレーニングメニューを作成しました。今回のクリニックをきっかけに考え方を整理してあげたい。自分でいかに判断をして、持っている技術を発揮していかにゴールを奪うか。これを今回のトレーニングメニューで落とし込みたいと考えていました」
■高学年ではより実践に近い練習を実施
選手たち自身が考えて動くことを重視して指導していた佐藤寿人さん(C)松尾祐希
低学年の子どもたちを対象とした第一部では浮き球のシュートやステップワークを用いたシュート練習などをメインに実施。