子育て情報『サッカーノートを書かせるのは親の自己満足!? 「とりあえず書く」を脱却してサッカー上達に繋げる活用法』

サッカーノートを書かせるのは親の自己満足!? 「とりあえず書く」を脱却してサッカー上達に繋げる活用法

サカイクサッカーノートを渡すときに、「何を書いてもいいんだよ」というスタンスであることを説明するといいでしょう。

自由に書いてもらったサッカーに対する子どもの思いは、子どもを理解する最大のヒントになること間違いなし。ちょっとした気持ちの食い違いも発見でき、よりいっそうわかりあえるはずです。

■親が期待することと、子どもがかなえたい目標が違うこともある

例えば、「サッカーの好きなところ」には「友達とボールを蹴れること」と書かれているかもしれません。親御さんが「サッカーの醍醐味はシュートが入った瞬間。子どもにもその喜びを味わってほしいし、積極的に点に絡んでもらいたい」と期待していたとしても、子どもは点を決めることに対してそれほどの思いをもっていないことがわかります。

そうわかれば、親御さんの期待通りの活躍ができなかったとしても、試合後に「どうしてこうしなかったんだ」と落胆せずに済みませんか。ボールを蹴ることが楽しいという純粋な気持ちを今は尊重してあげようと親御さんが思えれば、それは子どもにもちゃんと伝わります。
子どもはさらに楽しくサッカーをしてくれることでしょう。

コミュニケーションは、「お互いが分かり合えない事」を出発点にすると、また新たな視点で関わることができます。

書かれた思いを見るときは、ぜひ興味をもって「どうしてこう書いたの?」「どうしてそう思うの?」など、さらなる質問もできれば満点です。子どもは親が自分に興味をもって接してくれることを喜び、いきいきと答えてくれるはず。

その答えからは、思いもよらない子どもの本音を発見できるかもしれません。

上記の「友達とボールを蹴れること」と書いた子どもの場合は、普段は塾や習い事で忙しく、お友達と放課後遊ぶ時間=サッカーなのかもしれません。もっと友達と遊びたいという本音もわかります。

また、10年後の目標を「日本代表になりたい」と書いたとして、その理由をさらに質問したときに「お父さんに試合を見に来てもらいたい」と答えたとします。
これは、土日も仕事で忙しくなかなか応援に足を運べない父親のお子さんの答えでした。子どもの本音は、大好きなお父さんに活躍する姿を見せたい、喜んでもらいたいということであることがわかります。

■サッカー上達につながる活用術ポイントは「どうしたら?」ではなく「なぜ?」

サッカーノートを書く理由について、多くのお子さんや親御さんは「サッカー上達のため」

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