2022年8月29日 19:34
バルサのPKを3本連続阻止、ヴィッセル神戸のGKに聞いた「蹴る方向が分かった」タイミング
8月22日から4日間にわたって行われた、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022。準優勝に輝いたのが、ヴィッセル神戸U-12です。準決勝ではFCバルセロナをスコアレスドローからのPK戦で破り、決勝に進出しました。
チームを率いる坪内秀介監督のもと、4-3-3のシステムを用い、最終ラインからビルドアップして攻めるスタイルは、大会有数の完成度でした。
8月上旬に行われたフットサルの全国大会「JFA バーモントカップ 第32回全日本U-12フットサル選手権大会」に続き、準優勝に輝いたヴィッセル神戸U-12の坪内秀介監督(以下、坪内)と、準決勝でPKを3本止めたGK田口創一朗選手(以下、田口)、的確な守備でバルサを無失点に抑えたDF浅田連選手(以下、浅田)に話をうかがいました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)
PK決着で決勝進出を決め喜ぶヴィッセル神戸の選手たち(C)新井賢一
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■子どもたちがファイトし、チャレンジしてくれたことが一番嬉しい
――準決勝、PK戦とはいえバルサに勝ちました。試合を振り返って感想をお願いします。
坪内素直に嬉しいです。
勝ったこともそうですが、子どもたちがすごくファイトしてくれて、チャレンジしてくれたことが一番嬉しいです。そのご褒美として、PKとはいえ勝つことができたのかなと思います。
――PK戦で3本止めた、1番・GK田口創一朗選手の活躍については?
坪内順位トーナメントの試合でもPKを止めているんです。だから、ここまで4本中4本を止めています。自信を持って臨んでくれたと思いますし、よく頑張ってくれました。
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■バルサと試合をしただけで満足するのではなく、「いま」の自分たちの力を知れた
――バルセロナはウイングに突破力のある選手がいましたが、サイドの守備対応についてはいかがでしょうか?
坪内選手たちには「DFラインとFWまでの距離をコンパクトにしよう」と言ってきました。サイドは1対1になってもしょうがないので、そうなったときにインサイドマークやカバーの意識を高くすること。何よりも、ファーストディフェンダーになった人が抜かれないように、粘り強く対応しようと伝えていました。