子育て情報『バルサのPKを3本連続阻止、ヴィッセル神戸のGKに聞いた「蹴る方向が分かった」タイミング』

2022年8月29日 19:34

バルサのPKを3本連続阻止、ヴィッセル神戸のGKに聞いた「蹴る方向が分かった」タイミング

――大会を通じて、最終ラインからのビルドアップ、中盤の関わり、ボールの出口の作り方など、すごく良いオーガナイズをしている印象を受けました。普段から、そのような指導をしているのでしょうか?

坪内ヴィッセルにはアカデミーのメソッドがあります。まずはしっかりと立ち位置を取ってマークを外すことや、相手と駆け引きをすることで、リアクションではなくこちらからアクションを起こすスタイルを目指しています。

ドリブルにしても、相手に向かって行って相手の意識を割らせることや、ドリブルで進入することで、相手の守備をどう迷わせるかといった練習を行っています。

メソッドには、状況を見て判断する要素も入っているので、アカデミーではそれらを共通して指導しています。

■バルサに勝ったからといって過信してほしくない

バルサのPKを3本連続阻止、ヴィッセル神戸のGKに聞いた「蹴る方向が分かった」タイミング

バルサと対戦しただけで満足するのではなく、積極的にチャレンジしたことを評価したいと語った坪内監督(C)新井賢一

――今大会、そのあたりの成果は出ていますか?

坪内選手たちは本当に頑張ってくれました。今大会に臨むにあたり「バルサと試合をする」「優勝する」という二つの目標を立てました。準決勝でバルサとやれるところまで来たので、「今までヴィッセルのジュニアに入って、やってきたことを表現しよう」と言って送り出しました。


選手たちはバルサと試合をしただけで満足するのではなく、積極的にチャレンジをすることで、いまの自分たちの力がどのぐらいなのかを感じることができたので、その基準をひとつ上のレベルに引き上げることができるのではないかと思います。

――彼らはまだ12歳。これからのサッカー人生は長いですが、この経験をどのように活かしていってほしいと考えていますか?

坪内変に過信して欲しくないと思っています。「バルサに勝ったから、俺たちすごいんだ」ではなく、いやもっと行けるよ、まだまだできることはあるよと伝えたいです。この年代は成長期に個人差があります。現状できているからといって、そこで満足するとすぐに抜かれてしまいます。なので、満足しないように求めていきたいです。

■諦めずに戦い切った選手たち。
PK決着は誰も責められない

坪内監督には、決勝戦終了後にも話をうかがいました。

――惜しくもPK戦の末に準優勝となりましたが、決勝戦の感想をお願いします。

坪内選手たちは2度のビハインドの中、諦めずにプレーして、最後に追いついてくれました。

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