子育て情報『人数が少なく全学年一緒に練習 技術にもサッカー理解にも差がある子どもたちにどんなトレーニングをすればいいか教えて』

2022年10月21日 20:00

人数が少なく全学年一緒に練習 技術にもサッカー理解にも差がある子どもたちにどんなトレーニングをすればいいか教えて

そうすると、1年生が1か月で団子にならなくなりました。

「池上さん、あの子たち、何年生?え、1年生なの?」と、皆さん驚かれていました。多くの指導者は、低学年が団子になってしまうのをどうしたらいいかと頭を悩ませているからです。

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■対戦型のメニューの中で技術のトレーニングをする、ととらえて

サッカーを認知して判断し行動してもらうには、指導者の皆さんに、ミニゲームや3対2などの対戦型のメニューのなかで「技術のトレーニング」をする、ととらえてほしいのです。

その中で磨けるように指導者も工夫をしてください。例えば6年生だけ2タッチでやるよう制限をかけます。そうすると判断力を磨けます。また「ゴール前はダイレクト」もあります。


「ハーフラインを越えたらフリー」でもよいでしょう。他の学年も同じようにルールを設けて制限すると、技術は上がってきます。

「インサイドキックだけでやって」でもいいし「アウトサイドも混ぜよう」となってもよいでしょう。インサイドとアウトサイドのみでやるなど、さまざま工夫してください。そうすると頭が鍛えられます。

■自分たちで考えるような声掛けで、低学年からサッカーの理解度を高める

1年生から6年生まで、みんながボールに集まらず広がってプレーする。つまり、サッカーらしくなるには、前述したルール設定に加え、声掛けも大切です。サッカーの理解度が高い6年生に「1年生をどう使う?どうやったら使えるかな?」と、自分たちで考えるような声掛けをします。


私のクラブはそんなやり方をしているので、低学年や中学年からサッカーの理解度の高い選手が出てきました。そういう子が出てくると、他の子がその子のプレーを真似し始めます。そうやって集団は伸びる。

異年齢の集団は多くのメリットが隠れています。そこをぜひ見つけ出して活かしてください。

■未就学児でも認知、判断して行動できる

さて、ご相談者様の方がおっしゃる「技術」は、ボールを止める蹴るといった足元のスキルだと想像します。そうとらえて、そこだけ切り出して練習させてしまうとリアリティが無くなります。つまり、対面パスやコーンドリブルなど、試合では見られない状態のものがどうしても多くなるからです。
そういった技術練習をやっても良いのですが、なるべくサッカーをさせながら技術が上がる方法を考えてください。

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