最近練習に身が入らない息子、ライバルに差をつけられ親が焦っています問題
■「差がついて焦っている」のは、親のエゴによる感情秀でてない息子は愛せないのか
まずひとつめ。
お父さんは、エースの子とわが子を自分の中で比べる親としての自分を、どうお考えでしょうか?例えば、パートナー(妻)から、他の男性と年収や学歴、家事の時間やその能力、もしくは容姿などを比べられたらどう感じられますか?
私は数々の親子を取材してきましたが、能力や成果を他の子どもと比べる親御さんで子育てがうまくいっている方はほぼいらっしゃいません。他の子どもと比べれば、そのことをたとえ口に出さなくても、子どもには伝わります。多くの人は「負けてるぞ。もっと頑張れ」と奮起させる材料になるとおっしゃいますが、それは間違っています。
他の子どもと「差がついて焦っています」とありますが、そこには誰よりも秀でている子どもでいてほしいというエゴが見えます。エゴが強い親御さんは、子どもに任せられないので、子どもの気持ちを聴いたり、寄り添うことがあまり上手ではありません。そういったことをしない代わりに、評価ばかりしてしまいます。
お父さんも「本人もそこまでサッカーが好きではない」「息子の気楽な様子を見ていると腹立たしい」と評価が目立ちます。
そのエゴが強く出て、それを子どもが感じ取ってしまうと「サッカーが上手い自分しか愛してくれない」という結論になります。そうなると、親に愛してもらうためにサッカーを頑張ることになります。
しかし、そのモチベーションでサッカーに取り組むのは限界があります。そして、年齢やレベルが上がってゆくにつれ壁を越えられなくなると、そういう子どもたちは「もう、サッカーはいいや」となります。親の理想でない自分に耐えられなくなる。苦しいのでサッカーをやめることしか道がなくなります。
秀でていないありのままの息子を愛せないのではないか?苦しめているのではないか?そんなことを一度自問自答してみてください。
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■すべて親がリードしてしまうとろくなことはない
ふたつめ。
スクールに入れることも、チームを替わることも、その是非を尋ねられても私は答えられません。なぜスクールに入れたいのか?そもそも、息子さんはどんな理由でそのスクールに入りたいのか、もしくはそういった意志を確認していないのかも書かれていません。隣の小学校に移ることも同じです。