子育て情報『他の子と差をつけられている息子、試合に出るとがっかりされるしツライ。我が子を心から応援できません問題』

2023年4月26日 20:00

他の子と差をつけられている息子、試合に出るとがっかりされるしツライ。我が子を心から応援できません問題

過去記事を読み「期待の隣に嫌悪感と悦びがある」という学びを得たうえで、自分で何とか気持ちをコントロールしようとしている様子が伝わってきます。

■試合の出場機会が均等にならないのは、未だに残る勝利至上主義の影響

お母さんが参考にされた方も、5年近く前に配信された過去記事(試合に出られないのに自主練提案しても手応えなし...。競争心の無い息子にイラつく自己嫌悪ママの問題)を読んだうえでご相談されています。

こんなにも多くの親御さんが苦しんでいることに驚かされます。

そもそも、四種(小学生)の間は全員が均等に試合の出場機会を得られるよう指導者が考えていただければ、何の問題もありません。そういったチームは少しずつ増えています。

ところが、現実的にそのようなチームは圧倒的に少数派です。そうならないのは、サッカーのみならず日本のスポーツ育成に勝利至上主義が色濃いからでしょう。


よって、全員を試合に出すチームを選んで子どもを入団させてほしいのですが、息子さんのチームはそうではないようです。

では、どうすればいいのか。お母さんに二つほどアドバイスさせてください。

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■まずは、お子さんが何のためにサッカーをしているのか、を整理しよう

ひとつめ。まずは、息子さんにとってのサッカーは何か?ここを整理しましょう。

お母さんは、息子さんを是が非でもプロ選手にしたいわけではないと思います。では、何のために息子さんはサッカーをしているのでしょう?

「やめたくないと言う息子」とあるので、サッカーをやめてはどうかと提案、もしくは命令したこともあるようです。それでも息子さんは続けたいというのですから、サッカーに魅力を感じているのでしょう。


息子さんになぜやめたくないのかを聞いたことがありますか?恐らく仲間といるのが楽しかったり、練習が楽しかったりするのだと思います。小さいなりに、サッカーをすることへの大義ともいえる確固たる意味が彼の中にあるのです。

そのような貴重な居場所を、親の勝手な感情で奪ってはいけません。チームに暴力やパワハラがない限り、彼のほうから「サッカーをやめたい」とか「チームを移りたい」と言うまで、親のほうからアクションを起こさないでください。

上手くいかないと親が主導して次々チームを替わるサッカージプシーの親子をいくつか見てきましたが、子どもに主体性が身につかないだけでなく親子関係が悪化する傾向があります。

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