書くことで「直感ではなく考えてプレーできるようになった」センアーノ神戸4年生のサッカーノート活用法
サッカーノートは初めてでしたが、簡単でした。でもどうすればうまくいくかの「工夫」のところは難しかった。でも今は慣れました。15分くらいで書いています。
―――サッカーノートに目標を書いて、試合でできたと思い出せることがありますか?
最近では、縦パスを(タッチラインを出ないように)カーブさせて出すという目標です。右サイドバックで、普通に縦に出すとインターセプトされるけど、曲げたら相手の届かないところへ出せて、最後は足元に届くからです。
―――ノートが返ってきてコメントを読んで、感じたことを教えてください。
適当に出すパスは良くないと書かれていました。
あと、逆サイドのスペースへ出したロングボールが良かったと書かれたのは全然気づかなかったことでした。
―――書き始めて1年ぐらい経って、自分は変わったなと思いますか?
最初の頃よりはクロスとか縦パスとか上手くできていると思います。
■ノートに書いたことを試合中のプレーに活かせるようになった
取材場所に同席した他の選手たちも答えてくれましたので、その声を紹介します。
―――サカイクノートを使ってから、良くなったと思うことは?
・サカイクサッカーノートを使ってから、目標がはっきりした。・サカイクノートを使って、うまくいかなかったところとかを読み返して、次はうまくいかなかったところを意識しようとするようになった。
・サカイクノートを書き始めてから、試合が終わった後に書いて、その次の日にまた振り返って、次の試合に活かせるようになった。
・目標は一番最初に書くから頭に残って、試合中にも思い出して次のプレーに活かせるようになった。
■ノートを通じて個人個人に課題や改善方法をアドバイスできる
サカイクサッカーノートを使う姿を間近で見ているコーチたちも、変化を感じています。
4年生担当の高橋和久(たかはしかずひさ)コーチに、約1年ノートを使ってみての選手の変化、成長などを伺いました。
―――サカイクノートを1年使ってみてどんな変化、成長がありましたか?
この学年を見始めたのは4月からなのですが、最初から「課題にちゃんと向き合いなさい」と話はしています。試合中や練習中にも課題、アドバイスなどを伝えるんですけど、それ以外のところとか、試合が始まったらずっと全員に個別のアドバイスを伝え続けるわけにいかないので。
個々に対してはサカイクサッカーノートを通じて課題を伝えてあげて、改善の方法も伝えられるので、プレーがかなり大きく変わる子が増えてきたかなと思います。