共存型の2世帯住宅で暮らすすべてがいいから、“いちばん”がない!
という。奥さんは自宅にいながら“いちばん”の眺望を手に入れた、そう思っているのではないだろうか。
岸本さんは「左右の空間をわけるのにトップライトからの光を使う」という意図もあったという。
座ることもできる幅広の階段。右側は犬用に敷かれたもの。
玄関から少し進むと右手にこの空間が現れる。右にご両親の部屋が並ぶ。外部的空間とするため床にタイルを敷いた。
1階から見上げる。右の奥に玄関がある。
ご両親の個室の前につくられた畳のスペース。濃紺の壁は2階までつながり空間の連続性を感じさせる。岸本さんによると「濃紺はいろんなものを吸収してすーっとその背後にイメージを抜かすことができる色」だという。
畳に寝転がって空を見上げると知らぬ間に時間が経っていきそうだ。
元の地形に沿って傾斜するつくりにした。
1階西側につくられたウッドデッキのテラス。「多摩川の花火大会ではこの場所が”特等席”になる。夏にはまた大きなプールを広げて、お子さんの友だちも呼んで水遊びの場となるという。
左が玄関。右にライト設計の照明。Kさんは帰宅時にこの照明が点いていると「帰って来たという気がしてホッとする」という。
用途を限定していない多目的空間。