くらし情報『丘の途中に立つ家開放的で庭の一部のようなコンクリート造の空間に住む』

丘の途中に立つ家開放的で庭の一部のようなコンクリート造の空間に住む

自分たちの家は木造で建てるものだと思っていた僕らにとってそれが感覚的にどうなんだろうと思った」という。「それで南北両側の開口を思いきり開けて視線が抜けるようにして景色と庭の両方を楽しめるようなつくりに」したという。

丘の途中に立つ家開放的で庭の一部のようなコンクリート造の空間に住む

南側の庭を見る。庭は夫妻で木を植えている。「“キャンプ場のような感じで日本の雑木林のような雰囲気にしたいね”って言っています」(真理子さん)。公園の木と90cmほど出た庇があるため夏でも日差しの強い時間帯は直射光がほとんど入らないという。
丘の途中に立つ家開放的で庭の一部のようなコンクリート造の空間に住む

キッチンは当初正面の本棚の位置であったが、真理子さんの「庭を見ながら料理をしたい」との要望から位置が変更された。
丘の途中に立つ家開放的で庭の一部のようなコンクリート造の空間に住む

壁式に見えるが実はラーメン構造。壁の両端部分に柱状の鉄筋が隠れている。
丘の途中に立つ家開放的で庭の一部のようなコンクリート造の空間に住む

開口から向こう側の丘まで視線が抜ける。真理子さんが照明計画でいちばん悩んだのがキッチン部分だった。階段が斜めに走り吊り戸棚もないこの場所で考えたのがバー状の照明で、真鍮をカットした材の表面を小長谷さんが研磨して仕上げた。フードも同様にして製作された。

“高架下”の住空間

「コンクリートの堅牢な壁に囲まれた家というより、敷地にコンクリートの下駄を置いたぐらいの感じで、コンクリートの壁2枚とその上に屋根があって、あとはぜんぶ1階は公園というか庭の一部みたいな感じ」

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