建築家の自邸は5世帯住宅 代々受け継ぐ土地に、両親と4兄妹の家を建てる
手前のイスはジャン・プルーヴェのスタンダードチェア、黒のパイプチェアはジャスパー・モリソン。楕円形のダイニングテーブルはオリジナルで製作。パイプチェアの脚に合わせ、テーブルの脚のパイプの太さを決めた。
テラスの庇と天井の角度が連続している。屋根の傾斜に合わせて段を刻んだ天井はシルバーに塗装。南側の大きな窓から入った光を反射し、部屋の奥まで光を届ける。窓枠を本棚兼ベンチに。
様々な役目をこなす楕円のオリジナルテーブル。食事はもちろん、仕事や子どもたちが宿題をする机にも。
ロフトから2階リビングを見下ろす。窓の外は隣の中学校のグラウンド。
天窓から光が落ちるバスルーム
モルタルの壁に陰影を作りながら天窓からバスタブに光が落ちる。天然石のような趣のある大判タイルの腰壁。そしてレインシャワー……。トイレはグレーをチョイスすることでインテリアの一部になっている。
「スリランカのコロンボで泊まったホテルのバスルームに天窓があり、とてもドラマティックな空間でした」。
その宿泊体験から生まれたバスルームだ。
天窓から光が差し込むロマンチックなバスルーム。
グレーの洗面ボウルはチエロ。
タオルウォーマーには浴室を乾燥させる効果も。