2017年8月2日 19:00
性犯罪厳罰化のなか、戦時中に起きた衝撃の事実が暴かれる!
そして、それが終わって、次に行ったときに自分としては少し成長したなと実感するのよ。
今回はテーマが難しくてとても深いものでもあったから、それを通り抜けることによって、何か自分の中にも成長した部分があったかなと感じているの。フランス語を少しずつ話せるようになっていたポーランドの女優さんもいたけれど、まったく言葉も通じない人たちと一緒にこういう映画を撮ることができたということは本当に素晴らしい経験だったと思うわ。
私たち日本人にとっては、歴史や時代背景などすべてが異なるものの、彼女たちの物語には同じ女性として心を揺さぶられるはず。
同世代であるananweb読者に向けて、この作品から感じて欲しいことをメッセージとしてお願いします。
ルー
私はこの映画というのは、宗教を描いたものではなくて、信念というものを描いたものだと思っているの。それだけでなく、修道女のように信仰に生きる人とまったく無宗教のマチルドがお互いに理解をし合うことができるんだということが私は大事だと思うわ。
いまの時代は、こっちはこっちとわかれていて、向こう側は全然理解できないという風潮があるわよね。
でも、自分とは違う意見の人とでもわかり合うことはできるし、連帯をすることもできるんだということなのよ。