くらし情報『働く世代の1人が1人以上の高齢者を支える!? 「子育て支援」が重要課題なワケ』

2017年12月3日 11:00

働く世代の1人が1人以上の高齢者を支える!? 「子育て支援」が重要課題なワケ

その声が政治家に届き、支援の内容を見直す動きが出ています。こうした方法で市民が政治を動かすこともできるのです。

子育て支援は、「子どもがいないから関係ない」という問題では全くありません。日本の社会保障制度は、若い世代が高齢者の老後を支える仕組みになっています。私たちが年金を受け取る年代になったときに、そのお金を生み出してくれるのは、いまの、これからの子どもたち。2014年時点で、日本の総人口は1億2708万人。うち65歳以上は3300万人。20~64歳の2.2人が1人のお年寄りを支えていました。
このまま少子化が進めば、2055年には推定で、総人口9744万人のうち65歳以上が約3704万人を占め、働く世代の1人が1人以上の高齢者を支えなければいけなくなります。高齢になったあなたは、医療費が高くて病院に行けなくなるかもしれません。子育て支援は、日本の国民全員にとって重要な課題なんです。
働く世代の1人が1人以上の高齢者を支える!? 「子育て支援」が重要課題なワケ

堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

※『anan』2017年12月6日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子

(by anan編集部)

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