2018年2月9日 11:30
「自分が正しい」は危険!? AIに奪われない働き方とは?
と範囲を示すこと。
「これは面接などでも応用できます。経歴を聞かれたら、時系列にダラダラと話すのではなく、『私はA社とB社に3年ずつ在籍したのですが、B社での○○の仕事について話します』などと最初に全体を示すと、聞く側も関心を持ちやすくなります」
目的から逆算して考える
言われたことを正確にやるだけなら、人間よりもAIやコンピューターのほうが得意。
「人間が考えるべきは、その先。言われていないことまで推し量って行動できれば、それが個性になるのではないでしょうか」
そのためには、“目的”を考えるのが近道。例えば、「これからミーティングをするからAさんとBさんとCさんに声をかけて」と頼まれたとき、それが何のための会議なのかを考えると、それならDさんにも声をかけたほうがいいかな?などと気を利かせることができる。
「もしくは、今の時点で会議をしても意味がないと気がついて、無駄を省けるかもしれません。ただ言われた通りのことをするよりも、何のためにやるのか?工夫する余地はないか?と考えて行動するほうが楽しく、やりがいにも繋がります」
細谷 功さんビジネスコンサルタント、著述家。
『地頭力を鍛える』(東洋経済新報社)