2018年4月10日 11:00
面白いだけで25年! 本人たちが語る「ナイロン100°C」の魅力
犬山:すごいよね~。
峯村:最近のKERAさんは、劇団公演となると力が入ってる気がする。
犬山:外部では制約があってできないことや突き詰められなかったことも、劇団公演ならできるから。
峯村:KERAさんの書く、独特の間合いから生まれる笑いの部分って、やっぱりナイロンの劇団員とやってる時が一番「そうそう、これこれ」ってなるもんね。
犬山:KERAさんの笑いの“あの感じ”は、感覚的で、言葉で説明するのがとても難しいからね…。
峯村:その感覚の部分を、一番体現しているのが犬さんだと思う。
犬山:今回の作品は珍しく、そういうKERAさんの笑いや、トリッキーな場面は少ないけどね。
峯村:2人の女の大河ドラマだから。
犬山:そのぶん、KERAさんの笑いが苦手な人や、作品を観たことがない人にも観やすいとは思う。
峯村:女性同士の単なる友情で終わらない物語だけど…KERAさんは男性なのに、なんでこんなに女性のことをわかってるんだろう。
犬山:会話の言葉のチョイスが絶妙で、すごくリアルなんだよね。峯村:「なんか見てた?」って思ってドキッとするくらい。
犬山:恐ろしい(笑)。
峯村:しかも、時代が行ったり来たりするから演るのも大変。