場面によって受け取る側の心理も異なります。自分の目的と、相手の心の内を把握することが、駆け引き成功の第一歩です」
ギフトコーディネーターの富田いずみさんは、「贈り物の起源を歴史的に振り返ると、金銀財宝など価値あるものを献上することで、相手に敬意を表し、同時に自分の品格や技量を表す、というものでした。程度の差はあれ、手みやげも同じこと。私は品物を選ぶとき、いつも相手との関係性を第一に考えます」と言います。
「どんな場面でもまずは、相手が何を喜ぶか、が大事。また手みやげはあくまでも“気軽なもの”であるべき。高価だと心理的に悪影響を与え、かえって失礼になったり、逆に付き合いづらくなることも。持っていく場面と自分の関係性を客観的に考えて、特に親しい 間柄の場合は、金額がエスカレートしないように気をつけましょう」
◇つかこし・ともこ東京中央カウンセリング主宰。
著書に『銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方』(こう書房)など。テレビ番組にも多数出演中。www.tc-counseling.com
◇とみた・いずみAll About「お祝い・ギフト」ガイドを務める。著書に、イラストレーター菜々子さんとの共著『センスがいいと思われる 贈りもの美人の作法』(KADOKAWA)
※『anan』2015年8月26日号より。写真・馬場わかなスタイリスト・荻野玲子
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